キリスト教美術をたのしむ 旧約聖書篇

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キリスト教美術をたのしむ 旧約聖書篇

  • 著者名:金沢百枝【著】
  • 価格 ¥3,850(本体¥3,500)
  • 新潮社(2024/01発売)
  • ポイント 35pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103554110

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内容説明

天地創造、アダムとエバ、ノアの箱舟やバベルの塔は、古来どのように描かれてきたのか――。キリスト教美術の黎明期、中世ヨーロッパの壁画・彫刻・写本などを中心に、表現がパターン化する以前の、早春のようにあかるくのびやかな図像の数々をご紹介。ユダヤ教、イスラーム教の作例も織り交ぜ、図版300点以上掲載。 ※書籍版のモノクロ写真の一部を、電子版ではカラーで収録しています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りーすひぇん

1
旧約聖書の有名な場面を、それを表現した美術作品と共に解説してくれる本。一通り読んだけど、繰り返し読みたい本になった。細部まで覚えきれてなかったり、見落としているところがある。新約聖書版にも期待。 一つだけ残念だったのは、色の話をしているのに図がモノクロ印刷されているものがいくつかあって、もったいないなぁと思った。この本の大きさに整えるのも大変だと思うけど、細部まで観察できない大きさの図も。デジタル版のが拡大できるし、カラー写真の量が多いらしい。せっかく紙版で買ったのに、情報量少なくなるとかどういうこと?2024/07/18

0sanada0

1
WEB連載のころから読んでいたので、待ちに待った、というかんじでした。キリスト教美術ときくと身構えてしまう人もいると思うけれど、書き出しから肩の力が抜ける「たのしむ」ための文章。当時の人たちも、聖書を矛盾などを含めてどう解釈するか図像化するか頭を悩ませていたことが伝わる。「生命の木」についての2つの説が紹介されているところが興味深かった。私が一番好きだったのは、裏表紙にもなっている聖遺物箱の神さま。飼い猫に呼びかけるようにアダムを探したり、アダムに服を着せてあげたり。子を慈しむ保護者で、親近感がわく。2024/04/21

Go Extreme

1
天地創造→アダムとエバ:天地創造 人間の創造 エデンの園 動物の名づけ エバの創造 堕罪 蛇の姿 リリス 叱責/楽園追放 生命の木と死の木 労働 殺人、箱舟、バベルの塔:カインとアベル 聖十字架伝説 ノアの箱舟と大洪水 バベルの塔  アブラハムとその子ら:アブラハム ロト/ソドムとゴモラの滅亡 遺作の嫁取りとヤコブの祝福 ヤコブの夢 ヤコブとヨセフの物語 モーセとイスラエルの王たち:セ―モーセの生涯 サムソン ダビデ ソロモン 義人と預言者、ヒロイン群像:ヨブ ダニエル ヨナ スザンナ・エステル・ユディト2024/03/05

takakomama

0
旧約聖書の物語を、たくさんの図版と共に解説。中世のヨーロッパ美術の写本や彫刻、壁画などの少しゆるい感じに、頬が緩みます。文章も堅苦しくなく、とても楽しく読みました。2024/07/03

So Hasegawa

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この本が主に対象としているヨーロッパ中世美術はルネサンス以降の美術に比べて個性がないとよく言われるが、そんなことはないと言いたくなる一冊だった。聖書という文字の記録から絵画を生み出す際には、どれだけ忠実であろとしても必ず画家の解釈が入り込み、その結果テーマは同じでも異なる絵が生まれる。そのような特異な絵たちに魅了される本だった。2024/05/04

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