- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
《ドシラ ドシラ ドシラソラシドシラ》というテーマ曲で怪獣に生命を与えた伊福部昭。原点はアイヌとの深い交流だった。北海道のアマチュア作曲家がチェレプニン賞第1位となり活躍した戦前・戦中から放射線被曝による雌伏を経て、映画で復活。91年の生涯を世界音楽史の中で捉え直し、なぜ幼児の心すら攫うのか、その秘密を探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
109
伊福部昭という作曲家は、欧州音楽とは異なる経験を重ねた末に生まれたと初めて知った。幼少時からアイヌや白系ロシア人の音楽に親しみ、成人するまで北海道を離れず、正規の音楽教育も受けていないのに海外の一流音楽家の注目を集める曲を作れるほどになっていく。そんな経歴だからこそ正統派を自負する戦後楽壇に敬遠され、『ゴジラ』をはじめ映画音楽に関わったこともあり無視されてしまっていた。鬱屈を抱えていた頃に大ファンである片山さんと出会い、思いのたけを語れたのは幸福な時間だったろう。まさに弟子による師匠の理想的な評伝なのだ。2024/04/08
遊未
5
正直なところ北海道のこと、被爆のこと等は知っていましてが、音楽に詳しい訳ではなく私が読んでわかるのだろうか?と。おそらく半分以下くらい。学生時代にご長男と同期というご縁があったのが、今回それでも読んでみたいと思った理由です。2025/12/25
Wataru Hoshii
5
大の伊福部マニアである片山先生による伊福部昭評伝。長年の対面インタビューをもとに編まれた労作だ。伊福部の音楽が何から生まれて、何を目指していたのかを、時代の文脈を踏まえて分析し、背後にある思想にまで遡及していく文章は片山さんにしか書けない。自分が音楽のことを考える上で重要なヒントがたくさん書かれていると思ったし、伊福部のモットー「雀百まで踊り忘れず」の意味がよくわかった。作曲というものはそうあるべきだという考え。ラヴェルのピアノ協奏曲とゴジラの関係を否定する言葉が鋭い。旋律ではなくリズムが主題なのだと。2024/03/06
takao
4
ふむ2024/04/20
かやは
3
伊福部マニアとして名高い片山先生による、長年のお付き合いをもとに書かれた伝記。ただ「わたくしの」とある通りエピソードや発言を片山先生が一度咀嚼して書かれたものなので、普通の伝記のような客観的なものよりも、片山先生による濃いうんちくや洞察が光る作品。▽何度も伊福部先生が不遇期に鬱屈を抱えていたと書かれているのが意外でした。もっと飄々としていたイメージがあって……。▽冒頭、片山先生が映画「人間革命」のサントラを探しに「信濃町の特殊なお店」に出かけるエピソードで、俺も信濃町にDVD買いに行った!と親近感倍増w2024/05/14
-
- 電子書籍
- 当て馬モブ令嬢が必死に瞬殺回避したら、…
-
- 電子書籍
- ブスに花束を。【分冊版】 42 角川コ…
-
- 電子書籍
- 【フルカラー】じじ恋。~70歳ヤクザ、…
-
- 電子書籍
- ZOOKEEPER(6)
-
- DVD
- 平田鼎直伝 高専柔道




