内容説明
生育生理から栽培や環境管理の基礎、先端研究まで、カラー写真や図版と読みやすい文章で解説。作型を3つの類型に整理し、主要野菜を例に成り立ちと技術の基本を具体的に解説するなど、農家の栽培の基礎としても最適。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
makio37
4
仕事読み。光合成はチラコイド反応とカルビン回路に大別できることを知った。前者は光エネルギーを利用して水から化学エネルギー(NADPHとATP)を作成し、後者はその化学エネルギーによってCO2を固定してブドウ糖を合成する。また、「水ポテンシャル(浸透ポテンシャルと圧ポテンシャルの和。浸透ポテンシャルは溶質が多いほど低くなるので、果汁の中の糖や塩類が多いほどより多くの水が果実細胞内に移動する)」という概念も初めて知った。ただし、専門的な内容が多く、この後に読んだ果樹偏とともに多くを読み飛ばしながら進めた。2020/03/20