内容説明
小中高校で認知されたいじめの件数、過去最多(2022年度)。心身に重大な被害が生じるなどの疑いが認定された「いじめの重大事態」の件数、過去最多(同)。 我が子を守るために、いま大人が知るべき実態と予防策。 いじめの原因は、スマホ依存、ブラック部活、教員のブラック勤務、偏る食事習慣……だった? “いじめが始まる前に防ぐ方法”を、20年以上にわたりいじめ問題を取材し続けるTBS記者が徹底ルポ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
45
報道特集のディレクターによる最前線の「いじめ」ルポです。ただ、タイトル通りいじめに巻き込まれる子の定義を知りたいと思ったらちょっと裏切られた気持ちになるかもしれません。だって、答えはすべての子ども達だから。いじめはなくならない大人の世界にだってある社会問題です。でも、「こんなのおかしい」と言える大人になるために、小さい時に対処法を学び、生き残ってほしいーそんな強いメッセージが感じられる一冊でした。2024/08/16
活字の旅遊人
33
TBSディレクターの著者が追い続けているテーマの一つが、学校のいじめ。これまでの取材をまとめて新書にしたようだ。取材から構成されたドキュメンタリーを元にするだけに、いろいろな人の意見が紹介されている。本書でももちろん触れている箇所はあるが、オトナ社会のリアルに慣れるための訓練を子どもがやっているのだとすれば、いじめを見つけたらすぐに介入、というのは全く非教育的なんだよな。そうするとやっぱりオトナがいじめをしないように心掛けないとダメな訳だ。戦争と同じで、やりたくないけどやめられないものなんだろうか。2023/12/28
miyoga
5
これから子どもが中学校へ入るにあたり、対策を知っておきたくて。 現状小学校でもスマホによるトラブルがあるが、やはり小学校や先生が対策に乗り出したり、児童と対話をしており、被害は大きくなる前におさえられている印象。 本書でも記載の通り、いじめを完全になくすのは難しいとは思う。 だが、そのいじめを大きくする前に対処するのが重要だというのは同感だ。 私も平日は子どもとろくに対話ができる状態ではないから、このままではいけない。 まさに私の『余裕』がないことで、子どものSOSを見逃してしまったら元も子もない。2025/03/16
広瀬研究会
4
この本にはいじめの予防のための様々な対策の紹介と提言がなされている。とりわけ印象的なのは「修復的対話」と呼ばれる手法。生徒たちが自分の考えを冷静に伝え、そして相手の言葉をちゃんと聞けるようになる。そうすることで損なわれた関係を築き直せるんだ、という言葉に希望がわく。ただそれもいじめが深刻化する前の段階じゃないと難しいだろうし、だから本文中に何度も書かれている通り、いじめの芽は早く見つけて、そして摘まなければならないんでしょう。他にもたくさん感想はあるけど、とにかく本気度が伝わってくる本です。2024/05/04
takao
4
ふむ2024/04/01
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