光文社新書<br> ボロい東京

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光文社新書
ボロい東京

  • 著者名:三浦展【著】
  • 価格 ¥1,298(本体¥1,180)
  • 光文社(2023/12発売)
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  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334101725

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内容説明

錆、苔、扉、管、看板、郵便受け、物干し竿、たばこ屋……。ボロいのに、いや、ボロいからこそ美しい。ありふれたように見えて実は東京から消えかかっている(あるいは既に消えてしまった)ボロい風景の数々を、20年以上街歩きで撮りためてきたスナップ写真から厳選。「ボロさ」の美しさ、楽しさ、懐かしさを伝える写真集。再開発では絶対に作ることのできない、東京右半分を中心にした本物のストリートがここに。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

62
錆びたトタンは、まさしく東京下町の象徴であるように思います。ボロいと言っても、多くの家が同じような姿でしたので、これが自然だと思っていました。外に洗濯機があろうと、誰かが何か悪戯することもありませんでした。学生時代に知り合った友人たちの住むアパートには必ずと言っていいくらい外階段があって、酔って、そこから落ちた友人もいました。ボロくはない美しい東京の思い出。2024/02/04

たまきら

41
あるだろうな、と思っていたけどやっぱり近所が登場していてニヤリ。ああ、ここは白髭神社のそばのあそこにあったところだ…なんて思い出しながら楽しみました。カテゴリーで分けていますが、建築様式や時代の傾向などで紹介したらもっと学術的になって面白いかも。2024/03/13

おかむら

21
新書サイズでは珍しい写真集。東京東部の再開発されてない住宅地の、鉄の外階段、屋根上の物干し場、むき出し配管、サビだらけのポスト、蔦に侵食された家、等々、いい味わいを醸し出してます。住んでんのかな人? ひむ太郎にもこういうところを歩く回をやってほしいわ。2024/02/26

夜の女王

17
都内のくたびれ物件ばかり集めた写真集。新書版なのもあって、お手頃価格なのが嬉しい。狭くて今にも踏面が外れそうな急階段、ガムテープで補強されたドア、サビサビの波板等々、朽ちる寸前ながら、まだまだ現役だぞ!と主張してるような力強い生命力も感じる。ほとんどがモノクロ写真なのも「ボロい」のテーマに似合ってて、良い雰囲気。写真に解説も住所も書いてないので、見に行きたくても不明。おそらくほとんどが解体されて消滅してるのではないだろうか。滅びゆく美学と懐かしさに溢れた一冊。2024/01/21

宇宙猫

14
★★★★ 東京の古びた建物などの写真集。外階段がハシゴなのは、荷物があったら登るのが恐い。新しそうなので、後からつけようとしてスペースがなかったのかな。2階の物干し場は、ドラマや漫画でしか見たことがなかった。本当にあったんだね。東京特有のものなのかしら。関係のないところで、家具の会社らしき「アオゾラカグシキ會社」がおしゃれ。2024/03/04

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