角川新書<br> 人間は老いを克服できない

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角川新書
人間は老いを克服できない

  • 著者名:池田清彦【著者】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • KADOKAWA(2023/12発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040824888

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内容説明

人間に「生きる意味はない」――そう考えれば老いるのも怖くない。自分は「損したくない」――そう思い込むからデマに踊らされる。人気生物学者が虫の目、鳥の目、魚の目から、現代社会に蔓延る妄想を縦横無尽にバッサリ切る。

【目次(一部)】
1 人間に“生きる意味”はない
歳をとるということ
ついに後期高齢者になる
歳をとって分かったこと――人生に生きる意味はない……他

2 “生物目線”で生きる
コロナ禍の沖縄に行く
哺乳類の種の寿命に関わりなくがんの発症確率がほぼ同じなのはなぜか
「虫」を使った常套句について……他

3 “考える”を考える
なぜカルト宗教にはまるのか?
埋没コスト、タラ・レバ妄想、正常化バイアス
美醜を決める基準はあるのか……他

4 この“世界”を動かすものは
ウクライナ紛争と穀物価格の高騰
ウクライナ紛争後のEUのエネルギー戦略の行方
エネルギー戦略・日本どうする……他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coldsurgeon

5
メールマガジンで配信されたものを、集めたものである。著者の話に一部納得し、一部首を傾げ、残りの部分は、そういう話もあるけれど、事実確認が難しいと思う。人が老いを克服できないのは、生物学的事実だと判断できるので、問題はない。他の話題は、確認できないこともあった。2023/12/22

くらーく

3
池田先生は面白いな。ついつい読んじゃうわ。多作だけどね。 本書のタイトルについては、同意だし、帯の死んだらチャラと言うのも。死んだら、分解して元素になるだけだよねえ。 メルマガから抽出したらしいけど、有料なんだね。今時でも有料メルマガが成り立つんだね。Xもやっているし、Youtubeチャンネルもあるし、いつまでもお盛んですなあ。 本書では、生物だけじゃなく、社会問題、政治問題もごった煮で書かれている。最後は昭和公園での散歩まで。幅広過ぎだなあ。でも、教養がある人は何でも話に出来るのねえ。うらやま。2024/03/16

てあて・あら木

2
とても面白い。 池田節炸裂ですね。 エビデンスを見てそのまま判断しているように見えて、バイアスを排除した考え方は個人的にとても共感できます。 老について、人類の自己家畜化、構造は機能に先行する、コオロギ食や今般のワクチン、人為的地球温暖化、ウクライナ紛争とエネルギー戦略、JGBTQについて生物学的見解、日本のエネルギー戦略について。 この考え方は好まない人もいると思うが、一読の価値多いにあり。2024/01/17

Akim

0
おもしろかった。でも、地球温暖化の部分は要検討だと思った。2024/03/10

神谷孝信

0
私にとっても大変興味深い内容で、読んでいて時間を忘れてしまった。52024/02/16

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