平凡社ライブラリー<br> 増補 近代の呪い

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平凡社ライブラリー
増補 近代の呪い

  • 著者名:渡辺京二
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 平凡社(2023/12発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582769586

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内容説明

『逝きし世の面影』の著者による生きづらさの根源を問う講義録。スタジオジブリ「熱風」掲載のインタビュー「近代のめぐみ」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

勝浩1958

7
近代がもたらした果実は衣食住の豊かさだが、いっぽうそれら生活水準を高く維持するためには、各国との熾烈な競争に勝たなければならないこと、これがひとつ。もうひとつは、自然の徹底的な収奪により、人間を自然という実在のなかに謙虚に位置付ける感覚を失わせてしまったこと。このふたつが著者のいう近代の呪いです。2024/02/16

まどの一哉

3
名著「逝きし世の面影」で近世(江戸期)の日本の幸福な社会を世に知らしめた著者ならではの視点で語られていてさすがだ。昨今オリエンタリズムあれど、どう見たって近代化イコール西欧化であったことは事実。特に人権思想と科学技術への目覚め。2025/04/25

Go Extreme

1
近代と国民国家:時代区分 国民の誕生 幕末期の民衆意識 近代の成立要件=自立的民衆正解の解体+知識人の出現 管理社会 国民国家における人間の条件 西洋化としての近代:近代化=西洋化図式 正解を制覇した西洋文明 経済課された世界 西洋モデルの普遍化 西洋近代の贈り物 特殊を通じた普遍の創造 フランス革命再考:アンシアン・レジーム 絶対王政 国民議会 新しい人間→恐怖政治 革命の府の遺産の連鎖 近代のふたつの呪い:近代の所産 身分制社会における平等 世界の人口化 人間中心主義の帰結 近代のめぐみ:進歩と伝統2024/01/25

FPLuxourYB12719

0
文学と呪いについて語った本。これに触発されて書いたのが江戸川乱歩の押絵と旅する男。文学の頂点。2024/09/13

健康平和研究所

0
近代の2つの呪いとは、国同士の過酷な資源収奪競争と、便利さを追い求め過ぎて世界が人工化し、自分が自然のどの位置にいるかわからなくなっていること2024/02/26

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