内容説明
「三十年後のお前だ」――庭から侵入してきたおじさんはいきなり高校生の俺に告げた。タイムマシンで未来からやってきたのだ、と。そう見れば、どことなく自分に似ている。これから起こることを次々明かしていくこの人物はいったい?(「三十年後の俺」) あの手この手で読み手の笑いを誘い、喜怒哀楽の渦に巻き込むシュールな短編&ショートショート全12編。(『比例区は「悪魔」と書くのだ、人間ども』改題)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H!deking
64
藤崎さんの短編and掌編集ですね。個人的な感覚としては一言「悔しい」入り口は俺でも思いつきそうな感じなのですがそこから一捻り必ずぶち込んできますね。結局そういうところなんだろうなー。以前はちょっとイロモノというかナナメから読んでいたところあったけど、起承転結感とか色々勉強にはなりました。個人的には特に心霊昨今が刺さりました。ちょっと舐めてましたすみません笑2024/02/24
タケチヨ
24
藤崎作品はほとんど網羅している自分ですが短編集は意外と初めて。神様や幽霊など非現実的な事象を題材にしながらも、元芸人さながらのひねりをつけた話の展開は流石。高福祉高負担を掲げる悪魔党党首が世間を動かす『比例区は「悪魔」と書くのだ、人間ども』が個人的に好き。2024/05/11
ちょん
24
藤崎さんらしい面白い短編集な一冊。明るくてブラックな話が楽しい、自虐もちょいちょい笑える✨そして表題作がとても良かった、じんわり良かった。プラス思考ってどんなものより武器になるなぁ✨2024/03/09
タピオカ
18
短編とショートショートがてんこ盛り。藤崎さん流の「逆転の発想」でたくさん驚かされ、楽しめました。社会風刺のつもりではないでしょうが、現代人の愚かさのようなものを面白おかしく描写してあって、好感度高し!表題作「三十年後の俺」ではアッと驚きながらも、結末にジンと来てしまいました。藤崎さん、まだ未読のものもたくさんあるので、これからも読んでいこう。2024/05/15
はる
15
どれもどんでん返しが小気味良くてあっという間に読了。特に気に入ったのが表題にもなっている三十年後の俺。最後の最後でホロリとさせられました。2024/01/08
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