集英社文庫<br> 命とられるわけじゃない

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集英社文庫
命とられるわけじゃない

  • 著者名:村山由佳【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 集英社(2023/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087445749

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内容説明

父、愛猫に続いて、確執の深かった母を亡くした著者。その母の葬儀で、1匹の猫と出会う。小さなその猫が、止まっていた時間をふたたび動かし……。「譲れないことも、許せないことも、人生に一つか二つあれば充分」「どれほどしんどく思えても、生きてゆく途上で起こるたいていのことは、そう――とりあえず、〈命とられるわけじゃない〉のだ」など、経験からつむぎだされた優しい箴言も随所に。今がしんどい人、老いゆく心身に向き合う人、大切なものを失った人、親との関係に悩む人、そして猫を愛するすべての人に贈る1冊。愛らしい猫たちや美しい軽井沢の写真を、カラー口絵と本文にたっぷり収録!

目次

はじめに
1 雪も桜も舞い落ちて
2 別れが出会いを連れてくる
3 偶然という名の
4 人の子のかわりでなく
5 愛を注ぐ器
おわりに ――銀次の言いぶん
本書に登場した猫たち

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

雪月花

44
村山由佳さんの小説は未読だが、図書館でふと手に取ったこのエッセイ本は、私にとっては大当たりの一冊で、似通っている価値観や境遇の由佳さんに強烈な親近感を抱きながら読み進めた。とにかく猫愛がすさまじく、私も猫が大好きなので、もみじちゃん亡き後の喪失感を埋めるべく現れたようなお絹ちゃんとの不思議な出会いに、感動して涙したほど。由佳さんの三番目の夫さんも懐の深いあったかい人。これからもおふたりで愛情をたっぷり猫たちに注いでいかれるのだろう。由佳さんの小説も読みたい。2026/04/28

凛風(積ん読消化中)

11
最愛の猫、もみじを亡くしてから一年。母の葬儀で帰った実家で、ご近所さんが世話している外猫ちゃんと出会う。若いけれどお腹が大きい。のちに絹糸と名付けられる表紙のガングロちゃんだ。見かけはまったく違うが、仕草や雰囲気がもみじに似ている。どうにも我慢できずに、葬儀の後、その子を譲り受け、やがて絹糸は三毛とハチワレの母となる。猫愛ダダ漏れでありながら、葬儀でも泣けなかった母との確執、いつも穏やかに見守る背の君への感謝をサラリと織り交ぜて、そのフラットな語り口が心地良い。村山さんの猫エッセイは、読後感が爽やか。2024/06/24

5
長い間 確執のあった母を亡くした春、葬儀を前に出会った1匹の小さな猫。無条件に甘えてくるその猫は、ちょうど1年前に見送った最愛の愛猫"もみじ"を彷彿とさせた。見た目はまったく違うのに、仕草や雰囲気に自然と"もみじ"を重ねてしまう。著者の3人目の夫となる"背の君"や親戚たち、動物病院の院長先生、それから先住の猫たちとのほんわかするやり取りを描くエッセイ。独特の感性のようで、皆の心にシンクロしてくる ワガママだけど精一杯一生懸命な気持ちが伝わるお話は暖かい。2024/04/04

ゆう

3
お絹ちゃんとの出会いから可愛すぎる。肉親よりペットの死が堪えるのわかるなぁ…それにしても、こんなにたくさんの猫ちゃんと過ごされているとは知らず、猫愛に溢れたエッセイでほっこりしました。2025/02/03

トモエ

2
うちの子にそっくりー!!というジャケ買いです。 もみじちゃん亡き後の絹糸さんとの出会いを描いたエッセイ。申し訳ないことに作品を一冊も読んだことがないのどけど、猫好きってだけで好感度上がったww いつかうちの子とも別れなきゃいけないのかも…と思うと本当につらい….無理。マジで息も出来ない…。 その時にもう一度読み直すかも知らないです。2024/10/12

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