内容説明
こんな会社ばっかりの世の中なんて終わってる--。
20代で転職6回。
「圧倒的成長」をしたくない人のための、ドタバタ明るい転職のすゝめ。
こんな会社ばっかりの世の中なんて終わってる--。
【著者】
ひらいめぐみ
1992年生まれ。茨城県出身。7歳からたまごシールを集めている。2022年に私家版『おいしいが聞こえる』、2023年に『踊るように寝て、眠るように食べる』を刊行。好きな食べものはおでんとかんぴょう巻き。
目次
◎一社目 倉庫、コンビニ
◎はじめての就職活動
◎二社目 営業
◎はじめての休職
◎三社目 webマーケティング
◎四社目 書店スタッフ
◎五社目 事務局・広報
◎六社目 編集・ライター
◎七社目 ライター・作家(フリーランス)←「社」ではないですが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
110
コンゴ支援活動どころか自身の生活すらままならないコンビニ・倉庫のパートから、フリーライターとして独立するまでの著者の遍歴。「辞めなくなったら即辞める」彼女は営業、Webマーケティング、書店員、事務局・広報、編集・ライターと転職を繰り返してきた。自己理解もままならず発達障害を抱えた身としては合わないものは即見切りをつけるのはある意味正攻法だし、不適合が明確なのは適職への近道だ。『ほんとうに極めるべきは、職業ではなく「自分自身」』という提起も現代的。仕事の悩みを聞いてもらう相手が占い師というのは気が引けるが。2024/04/22
R
68
小説だと思ったら自伝だった。生きづらさを抱える著者の就活から現在に至るまでの日々を日記のような、エッセーのような形で本にしたもの。こういう人いるなーと思いながら読んだのだが、出てくる嫌な上司に自分が相当するのではとひやひやしながら読むことになった。仕事で一緒になるのはだいぶ難しい人だなと思ってしまったわけだが、当人は真面目にやってて、それが合わないということなので、これはもう解決は解散別離しかないのではと感じたのだが、それがまた、よくない人の思考なのかと自責に苛まれる。2024/05/09
ひめか*
42
やる気がなさそうだけどそうでもないし、ゆるく見えるがちゃんと働いてる。明確にやりたいことがあって軸がブレたことない私と違って面白い。気分を害する会社に居続ける意味はないし、辞めたい時に辞めるという考え方は同じだ。特にやりたいことがあるわけでもなく転職し続け、流れ着いた先に道が開かれることもあるんだな。筆者が何度も転職する中で、パワハラが普通に存在するんだなと驚いた。人を傷つける上司、最低。涙をずっと流すわけでもなく飄々としていたり、"圧倒的成長"とかは苦手な一方で、何度も採用面接を受ける気力があって強い。2024/09/18
油すまし
29
「ひらいさんは文章で成功しない」など、言いたい放題言われてきたひらいさんは言う。自分の感情と一度距離をとってみて「なぜ相手はその言葉を発したのか」考えてみてほしい。自分の感情と向き合い続けていると、どうしても自分自身を責めたくなる。自分のせいにする方が、場合によっては楽かもしれない。だけど、相手だって人間だ。完璧な人なんていない。辛くなったら、自分だけを悪者にしようとしない強さを持つことも、ときには必要だ、と。転職を繰り返しての強さ、経験、書き続けていたnoteの力。一冊のZINEにしようと思った気持ち。2024/06/24
みっこ
23
読み終わってまず『西の魔女が死んだ』に出てくるセリフを思い出した。《自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか。》自分に合う場所、合わない場所って必ずあって、無理に合わない場所にいる必要はない。でもそれを見極めるのは本当に難しい。ちょっと頑張って続けているうちに潮目が変わることもあるし、→コメントへ2025/04/27
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