内容説明
紫式部、あなたが書くのよ。
あの史上最高の物語を――!!
大学院生の藤原弥生は『源氏物語』が大好き。
日本最古にして最高の女性作家・紫式部は、弥生にとって最愛の「推し」だ。
ある日、発熱して平安時代の幻を見た弥生は、目覚めると本当にその時代にタイムスリップ!!
なんと紫式部の親友として、彼女の執筆活動を支えるという夢のような大役を担うことに!?
千年を超えて「推し」と邂逅する奇跡の物語!!
令和と平安、時代を超えた友情を描いた傑作ファンタジー！
もうひとつの「紫式部物語」が今ここに！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
お涼
21
『源氏物語』が大好きな大学院生の弥生。発熱から目が覚めたら平安時代にタイルスリップしていた。それは紫式部の友人、小少将の体だった。そして小少将から書けなくなっていた紫式部を支えて欲しいと託される。いろんな人の訳で『源氏物語』を読みたいという弥生。思わず私も！と声が出た。たくさんの人に研究され、いろんな事が明かになってきているけど、ただ娯楽として楽しむのもまた良い。2024/01/06
ドットジェピー
4
面白かったです2024/01/09
紅羽
3
源氏物語の作者、紫式部を推す大学院生が彼女の生きた平安時代にタイムスリップし、彼女を推しまくる異世界召喚風の作品かと思ったら、意外な方向で驚きました。紫式部の親友として、源氏物語の執筆を支えていく小少将としての弥生。あの壮大な恋物語の裏側にはこんなドラマがあったと想像するのも楽しいものですね。2023/12/12
ゆん
0
今話題の源氏物語が題材。表紙のイラストがかわいい。 ガチな平安オタクが平安時代にタイムスリップ。 物語を書く側の視点で目上の人達に期待される、という光源氏視点のプレッシャーが書かれているのが新鮮。 源氏物語が書かれた背景や各章の概要や作中の短歌も紹介されていて、また、源氏物語の中に出てくる人物がそのままこの物語にも登場しており、源氏物語を読む前の予習的なのにもピッタリかもしれません。2024/02/29
