内容説明
東京オリンピック前夜に起きた連続殺人事件
ハーフの県警刑事と日系三世の米軍基地捜査官
が相棒となり真相に迫るが、
捜査を阻む立入禁止(オフリミッツ)の壁とは?
著者初の現代×警察ミステリー
二人のアウトサイダーが挑む
連続殺人事件の真相は!?
東京五輪を翌年に控えた横浜港で女性の全裸死体が発見された。
日米のハーフで神奈川県警外事課のソニー沢田は面倒な捜査を命じられるが、やがて米軍関係の容疑者が浮かびあがる。
しかし、捜査の壁は厚く、沢田は米軍横須賀基地の犯罪捜査官で日系三世のショーン坂口に協力を仰ぎ…
著者初の近現代を舞台にした警察ミステリー。
「二人のアウトサイダーを生き生きと描いた作者初の近現代ミステリーは、
忖度と無責任が横行する現代社会に一石を投じる作品でもあるのだ。
そして横浜に生まれ育ち、長らく歴史・時代小説の傑作をものしてきた作者が、
いつか書かねばならなかった「時代」の物語でもあるのだ。」
――西上心太(文芸評論家・解説より)
「横浜1963」改題。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
もりやまたけよし
16
外事警察という触れ込みで購入したのですが、自分が生まれた頃の話で半分くらいは歴史物だと思いました。不条理なことを感じつつアメリカ人特にアングロサクソン人の持つ思考というものを考えてしまいます。根本的に発想が違うんだということで納得しました。2026/03/05
coldsurgeon
8
昭和30年代の横浜を舞台に、二人のアウトサイダー(日系三世アメリカ陸軍SPとアメリカ人とのハーフ外事警察官)が、連続女性事件の真相を追う。忖度と無責任が横行する現愛社会に向かって、正しいことをしようと行動する意味を伝える。責任をとらず、何もしないことが、社会にとって大きな危険なのだ。戦後高度成長期のひとつの闇があったのか。2024/02/05




