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内容説明
秋のおわり、雪虫は森から街まで、あらゆるいきものたちに冬の訪れを知らせにゆきます。ある一匹の雪虫も、りすやくまのおやこたちのところへ伝えに行きますが、もうすでに知っていたようです。せっかくきたのに…と落ち込む雪虫。しかし街につくと子どもたちが見つけてくれました。そのとき、ある奇跡が起こります。雪虫は北海道・東北地方で主に見られる虫で、アブラムシの仲間です。白くて、ゆっくりふわりと雪が舞うように飛ぶため、「雪虫」と呼ばれるようになったそう。神秘的な雪虫を、鮮やかな季節の移り変わりと共に優しく描きます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
158
真綿のように空を舞う、ゆきのようせい。雪虫と呼ばれているアブラムシは、北海道、東北方面に棲息していて、物語に描かれた季節、その一瞬だけ羽が生えるという。綿雪より一足早く冬の訪れを伝えてくれる。一年に二度、樹木を移り渡って、初雪が降る頃に「冬がやってくるよ」と私たちの耳元で囁いてくれる、そんな夢のあるお話。あの人は知っているかな、誰か知らない人はいないかな、その探す姿が愛らしい、うれしい気持ちがいっぱいになる絵本。少し離れていたけれど、自然からは多くの学びがある。ちいさな世界を見つめる感性を忘れないように。2024/12/23
陽子
35
雪虫が主人公の絵本。監修は先程読んだばかりの写真絵本「雪虫」の作者、石黒誠氏。雪が来る知らせをするために飛び立つ雪虫。でも、1匹の雪虫はうまく飛べなくて、みんなから遅れてしまう。絵本を読んで、この雪虫のように大群で飛ばすに、たまに1匹2匹で飛んでるのがいるなあと、思い出した。作者も道産子。雪虫が飛んでる街の風景は札幌だ。かわいい優しい絵本。新刊だった。2021/12/19
anne@灯れ松明の火
27
新着棚で。かわいらしい表紙に惹かれて。北海道・東北地方で主に見られる虫で、アブラムシの仲間である雪虫を妖精に見立てたおはなし。秋の終わりに現れるので、「冬を告げる虫」とも言われるそうだ。巻末には、監修者の言葉もあり、自然科学の知識の上につくられた話だが、かわいいキャラクターとおはなしになっている。松田さんは、最近、ワークショップにつなげられるような本を読んでいたが、こういうストーリー絵本もいいなあ。絵が、かわいい♪2021/11/21
ゆっき
25
いよいよ本格的な冬の到来。冬の訪れを教えてくれる雪虫の物語。ふわふわとても可愛らしい雪の妖精でした。2022/12/08
がらくたどん
24
初雪の前に冬の到来を知らせてくれる小さな「雪虫」。居住地ではたいした雪も降らないのでお目にかかったことはないけれど、会ってみたいな。科学絵本ではないけれど、現在分かっている雪虫の冬のお引越しについての知見を踏まえて、素敵なファンタジーになっている。季節の変化をテレビの天気予報より先にフワフワ飛び交う「雪の妖精」との出会いで知れたら、とっても楽しいし自慢しちゃうかも。真直ぐな目でよく見たら自然はいろいろな情報を発信してくれているんだな~2021/12/13




