マイナビ新書<br> 戦争と哲学

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マイナビ新書
戦争と哲学

  • 著者名:岡本裕一朗
  • 価格 ¥1,199(本体¥1,090)
  • マイナビ出版(2023/11発売)
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  • ISBN:9784839983857

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内容説明

哲学は戦争をどのように語ってきたのか?

戦争関連のニュースを耳にする機会が多い昨今、哲学において、戦争がどのような問題になりうるか、あるいはどのような問題になってきたか、あまり論じられることがありませんでした。「戦争と哲学」というと、真逆の領域のように思えるかもしれませんが、哲学者は常に戦争について語ってきた部分があります。なぜ哲学が戦争と関わるのか、戦争を通して哲学をどの様に見るべきなのか、そういった問題を本書では解説していきます。

序 章 戦争には大義が必要
第1章 ウクライナ戦争を考える
第2章 ポリスのための戦争
第3章 神のための戦争
第4章 王と市民の戦争
第5章 国家・国民・民族のための戦争
第6章 革命のための戦争
第7章 総動員としての戦争
第8章 ポストモダンの戦争

1954年、福岡県生まれ。玉川大学名誉教授。九州大学大学院文学研究科哲学・倫理学専攻修了。博士(文学)。九州大学助手、玉川大学文学部教授を経て、2019年より現職。西洋の近現代哲学を専門とするほか、哲学とテクノロジーの領域横断的な研究も行う。主な著書に、『哲学の名著50冊が1冊でざっと学べる』(KADOKAWA)、『世界を知るための哲学的思考実験』(朝日新聞出版)、『いま世界の哲学者が考えていること』(ダイヤモンド社) 、『教養として学んでおきたい哲学』『教養として学んでおきたいニーチェ』(マイナビ出版)ほか多数。

目次

序 章 戦争には大義が必要
第1章 ウクライナ戦争を考える
第2章 ポリスのための戦争
第3章 神のための戦争
第4章 王と市民の戦争
第5章 国家・国民・民族のための戦争
第6章 革命のための戦争
第7章 総動員としての戦争
第8章 ポストモダンの戦争

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふみあき

45
なかなか重々しいタイトルだけど、分量的にはかなり薄い本。古代から現代までの哲学史が人物を絞り込んで語られるが、戦争とうまく結びついているような、いないような箇所も。なぜかマルクスとベンヤミンに対する評価が辛い。口述したのを編集者が文章に起こしたような(?)、重複の多い締まらない文体も気になった。「マイナビ新書」ってはじめて読んだけど、こういう感じなのか?2023/12/03

ta_chanko

21
古代は市民がを重装歩兵を編成してポリスを守るための戦争。中世は異教徒からキリスト教世界を守るための正戦。近世は国王による隣国との戦争と、市民の国王に対する戦争。近代は国民国家を守るための戦争や、理想の社会を目指して行われた革命のための戦争。現代は総動員の戦争。21世紀はポストモダンのハイブリッド戦争=超限戦。どの時代においても、理想主義(プラトン)と現実主義(アリストテレス)の哲学者たちがその時代の戦争を理論的に肯定。戦争がなくならない以上、現実として受け入れてこれに臨むほかないのか?2024/01/12

ネコ虎

10
初心者向けに難しく書かないようにしたからか、余計に訳が分からなくなった。一部面白い部分もあったがこりゃダメだ。2024/02/29

またの名

9
京都学派は大東亜共栄圏を思想的に支えキリスト教の平和主義が哲学を注入されて正戦ならOKという例外を通常事態にした事実から、哲学と戦争の不可分さを主張。フィヒテの『ドイツ国民に告ぐ』が好戦的というイメージを否定しカントが逆に常備軍肯定派で全面平和主義ではないことを強調する等、誤解の整理には良い。ベンヤミンの反ファシズム論に具体性が無いと批判し、左翼の退潮に比して極右ルペンの政治の方が面白いと価値判断を語る本書は戦争肯定と誤解されないよう何度も注意書きするが、ファシズム肯定に見える点については隙が多く感じる。2024/12/21

Oki

3
あまり情報bitはなかった。 理想主義対現実主義なんかの話ももっとつっこんだものがあるかと思った。2024/01/26

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