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内容説明
春の山菜・秋のキノコと自然に生かされた生れ故郷は「帰れない村」に。一方で、仮設住宅は新しい友もでき「第二の故郷」に。両者の間でゆれ動くお年寄りたちの日常や想いを活写、故郷の意味を問い、喜怒哀楽を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
31
三部作で共通すること。現在進行形であるということ。ここが、意図的に隠されようとしていることに、憤りを感じる。故郷とは、どういうものであるのかを考える。生まれ、育った場所への思い。取り戻せない現実。それを何とも思わない政治家・官僚・財界。このおばあちゃんたちに、真摯に向かい合うことができるのだろうか。2018/12/17
アナクマ
30
「放射能にふるさとの村を追われた」人たち、仮設住宅に6年。著者の立場はあとがきに明らかな、報道写真絵本(?)◉花見、盆踊り、餅つきなどが生活に張りをもたせる。味噌と米さえあれば生きられるって、それが村の暮らしのよさだったのに。米や野菜を買うようになるとは思わなかったねぇ。いい土は全部、フレコンバッグにつめ込まれてしまったんだよ。畑のものは食べたくない。キノコは放射能を集めるんだって…。戻してもらえるなら、村の暮らしを。◉〈変化したくない人たちに変化を強いる(ことになるという)問題〉を、何と名付けよう?2024/02/23
ヒラP@ehon.gohon
20
【再読】前に読んでから3年たちました。あの震災から10年たちました。まだまだ10年前を引きずっています。300年先はどうなっているのでしょうか。2021/05/07
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
13
込み上げるものを必死で堪える表情、この感情を記録に止めることが写真の義務でしょう。「お味噌とお米さえあれば生きていけるのに」、そのお米もお味噌も作れない土地になってしまった。生きるってほんとシンプルなことのはずなのに。2019/07/24
ヒラP@ehon.gohon
13
いずれは仮設住宅を出ていかなければならない人たちですが、帰る場所はあまりにも様変わりしてしまって、以前のような暮らしを取り戻すことなど考えられないのです。 仮住まいの生活も、知り合った仲間たちも、仮の世界の中で暮らしを共にしているのだから、心の底にあるのは不安ばかりなのです。 複雑な思いで、この本を読みました。 どうして、こんなことになってしまったのでしょうか。2018/04/02
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