内容説明
2024年大河ドラマは紫式部!
名作『源氏物語』の作者が直木賞作家の手によって等身大の女性として鮮やかに蘇る。
時は平安時代――。藤原家に生まれた香子は、一人の女性として悩みながら、物書きの才能を開花させていく。
彼女はいかにして「紫式部」となったのか。そして『源氏物語』の執筆の陰にある彼女自身の物語とは……。
時の権力者道長との関わりなど、小説ならではの展開の中に実像を追う。
作中に登場する人物たちが織りなす和歌にも注目!
「紫式部は歴史に残る大作『源氏物語』の作者である。わが国物書きの最高峰の先達と考えていた。
いつかは始祖紫式部の生まれ育ち、生き方について書きたい、と思うようになっていたのである」(「あとがき」より)
解説に、中山義秀文学賞や新田次郎文学賞などで注目の作家・奥山景布子氏が特別寄稿!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポメ子
7
大河ドラマの復習に。 百人一首の有名な歌が紫式部とのエピソードのある伊勢の大輔のものだったと学べた。 それにしても大河ドラマを観ていたので、ドラマにでていた三条天皇など百人一首の作者が出てくると、何となく理解が以前より深まる気がする。2024/12/27
なおお
6
多分に著者の創作があるだろうが、紫式部の源氏物語への向き合い方は良く描かれていたと思う。それにしても、当時の宮中の人々の性に対する考え方は、現代人としては「乱れに乱れている」としか言いようがない。式部が2度も辱めを受けたのに、相手の良いところを見ようとするあたり、現代女性からは考えられない。2024/09/13
ドットジェピー
4
面白かったです2024/01/05
かが
2
『源氏物語』の作者 紫式部が直木賞作家の手によって鮮やかに蘇る。2025/04/14
うり坊
2
判定不能 光る君へを見るため読もうとしましたが、知識不足でまったく読み進められませんでした。 放送が終了したあとまた読もうと思います。2024/01/25