内容説明
認知症を予防するための生活習慣について、著者の長年の認知症診療経験に基づき、かつ科学的、統計的、理論的根拠を示しながら解説した。
1,2章では予備知識として、代表的な認知症であるアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症、脳血管性認知症の概要を述べた。認知症の診断は難しくないが、治療は行き詰まっており、その効果は限定的である。そのため予防が大切となる。
第3章では、「脳を使う」「適度な運動を習慣づける」「過不足ない良質な睡眠」「バランスの良い栄養」「生活習慣病の治療」「歯周病の予防」「趣味を持つ」「社会とのつながり、人との交流を保つ」など認知症予防のために有用な12の生活習慣について述べた。これらの予防法の実践は、高齢になってからでも決して遅いわけではないが、できれば中年に入った頃にははじめたい。
第4章では認知症を病気とらえるのか老化ととらえるのか、認知症になると不幸なのか、身近な家族に認知症が出たときの対処法、介護保険制度の問題点など認知症にまつわるトピックをエッセイ風にまとめた。認知症に関する理解を深め、対処する上で役立つはずである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
じょうこ
6
著者は脳神経外科の医師。外科医だが、認知症など手術の対象とならない機能性疾患も長く診察していらっしゃるそう。とてもわかりやすく、根拠も示しながら、そして決しておどすようなことは書かず(ともすればこの手の本はあおりがち)、穏やかで優しそうなお医者さんのお話を聴いているような本。12の習慣の1つ「新しい経験を求め続ける」では、旅に行けずも自分の町の通ったことのない道を通るのでも、とあり、最近の自分の志向と合致していてちょっと安心。高齢者入りするまでの比較的若い中年を想定して書かれたとのこと。2024/06/23
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