内容説明
●「はじめに」より
禅の教えの根本は、〝今を生ききる〟です。
「今」この一瞬が絶対的な存在である、と考えます。
過去をやりなおすことはできないし、
未来がどうなるかは誰にもわかりません。
そうしたことに心乱されることなく、
一瞬一瞬、新しい心にリセットすることで、
毎日がもっと心軽やかに、
自然体で生きられるようになるのです。
●目次
第1章 尽きない悩みを、うまいこと手放す
第2章 大事なのは、ただ「今」を生きること
第3章 もう、他人には縛られない
第4章 かけがえのない良縁を得る
第5章 ざわつく感情は、こうして整える
第6章 心地いい習慣を身につける
第7章 ささいな毎日を、禅の心で変えていく
●著者
曹洞宗徳雄山建功寺住職 / 庭園デザイナー
1953年神奈川県生まれ。大学卒業後、大本山總持寺で修行。「禅の庭」の創作活動により、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年には『ニューズウィーク』日本版にて、「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。庭園デザイナーとしての主な作品に、カナダ大使館庭園、セルリアンタワー東急ホテル日本庭園、寒川神社ご神苑などがある。
主な著書に『禅が教えてくれる 美しい人をつくる「所作」の基本』(幻冬舎)、『心配事の9割は起こらない』(三笠書房)、『片づける禅の作法』(河出書房新社)、『限りなくシンプルに、豊かに暮らす』(PHP研究所)など多数あり、累計発行290万部を超える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しん
17
心を整えるために、時々禅の考え方について書かれている本を読みたくなります。枡野俊明さんの本は、良く読みます。書かれている基本的なことは変わらないと思います。切り口が少し変わり、いろいろな本を書かれています。この本は悩みを手放すことや今を大切に生きる、他人に縛られず、良縁を得る、感情を整える、心地いい習慣、ささいな毎日を変えるという切り口です。「遺偈」(ゆいげ)という辞世の漢詩を毎年書かれるそうです。私は漢詩は書けないけれど、毎年同様の文書を書いておくようにしたいと思いました。2024/02/29
りこりり
5
参考になります。2024/01/21
こがねの いずみ
4
禅の教えは、どうしてこんなにしっくり来るのだろう 山積みの問題もこの本があれば、山は崩せそう! ま、問題の原因は、私の煩悩なんだけどね😅2024/02/16
hinotake0117
2
禅というと厳しい修行が必要と感じるなか、ホッとする要素に禅を生かす姿勢を伝え続ける氏。 この書も豊富にそうした考え方を紹介。ものごとにこだわりすぎず適度な距離感を持つのが鍵であるように感じる。2024/02/18
かわうそ
1
日々の小さな事を大切に、感謝しながら生きていきたいと思った。2024/02/06