内容説明
対馬藩儒・雨森芳洲は、何を求め、どんな配慮をもって、朝鮮語通訳官養成テキストを作ったか。本文を子細に読み、その真意をさぐる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
93
ローカライズ翻訳 江戸時代のトリリンガル、さらに対馬方言まで考慮2025/11/26
samandabadra
1
父方の祖母の出身地対馬。雨森芳洲といえば、地域における「国際交流」に貢献した人であり、日本にしては珍しく何でもかんでも取っておくような古文書資料保存体制をつくった人でもある。さて、地域の国際交流に欠かせないのは、異言語を学ぶための教科書で、この本はその分析である。教科書として文法を教えると同時に道徳というか、倫理観を教えるというのはなんとなく時代的な何かを反映しているように思える。漢文をベースに教えるわけだが、倫理観や道徳観的に訳が間違っていないという指摘は翻訳の奥深さを感じさせる2024/07/18
SHUE
1
日韓交流に貢献した雨森芳洲について書かれた本。彼が志向した通訳=言語能力のみじゃダメという見解に同意するばかりです。 全一道人の記載の中で漢文原文⇒韓国語⇒邦訳似する過程で、どのような語を使うかという点で、現在の視点で一見すると誤訳ともとれるものが、当時の人々や、彼が活動した対馬の習俗等と合わせると決して誤訳ではない、等言語の奥深さを知りました2024/01/06
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