吉野朝残党伝

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吉野朝残党伝

  • 著者名:天野純希【著】
  • 価格 ¥1,630(本体¥1,482)
  • 潮出版社(2023/12発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/27)
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  • ISBN:9784267024108

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内容説明

吉野の山野で馬借に仕えていた少年・多聞は、野盗による襲撃から辛くも逃れる。
行先のない多聞の前に、二人の武者が―。二人は、後醍醐帝の後胤・玉川宮敦子、後鳥羽帝の後裔・鳥羽尊秀、と名乗る。
「そなたには見どころがある。どうだ、我らの同志にならんか?」

弱き民草を虐げ、我が世の春を謳歌するすべての武士、公家、寺社、有徳人どもを倒し、あるべき世を作り上げる。

吉野朝(南朝)の隠密部隊「菊童子」として訓練を受けることになった多聞は、京の将軍・足利義教の打倒と南朝の再興へ向けて尽力していく。
暗殺、奇襲、破壊工作――その道は過酷を極めた。
状況の打開へ、敦子と尊秀は、将軍義教の弟・義昭との接触や、鎌倉公方の籠絡、同志の拡大などを画策する。
一方で、南朝の正統性、そして信念と志に、有力大名や国衆をはじめ「つわもの」たちが集い来る。
ついに義教は吉野へ大軍を差し向ける。その裏には幕府方、吉野朝方、それぞれの武将たちの思惑が交錯する。
しかし、誰も気づかぬところで、さらなる謀略が張りめぐらされており――!

中山義秀賞をはじめ、数々の賞を受賞した歴史小説の気鋭が、
歴史に埋もれた国家の行く末を懸けた史上最大の「ゲリラ戦」を迫力の筆致で描き出す会心作!

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