日本経済新聞出版<br> ネイチャーポジティブ経営の実践(日経ムック)

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日本経済新聞出版
ネイチャーポジティブ経営の実践(日経ムック)

  • 著者名:PwC Japanグループ【監修】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 日経BP(2023/11発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296122318

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内容説明

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TNFD v1.0完全対応
自然と共生し、成長する企業の在り方を紐解く

世界の市場や企業経営において、カーボンニュートラルの次の課題として「ネイチャーポジティブ」の実現に焦点が当たっています。企業の経済活動は森林や土壌、水、大気、動物といった自然資本によって支えられている一方で、それらを搾取し、負の影響を与える行為がともないます。ネイチャーポジティブとは、経済活動の影響で喪失した自然を回復軌道に乗せるために、生物多様性の損失を止め、反転させる緊急行動を起こす考え方のことで、2021年のG7サミットや2022年のCOP15などで議論が進み、産業界の共通課題として世界中で取り組みが始まっています。
自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)は2023年9月に、ネイチャーポジティブの指針となるフレームワークの最終版(v1.0)を公開しました。今後、多くの企業がこのTNFDフレームワークをグローバルスタンダードとして、自然への依存度や影響といったリスクと新しいビジネス機会を開示し、実行に移すことになると考えられています。
本書では、取り組みが加速するネイチャーポジティブの全体像を俯瞰するとともに、TNFD v1.0やその他の国際的なイニシアティブを用いて、企業がネイチャーポジティブを実現するための具体的なアプローチを解説します。さらに、自然リスクが高い8つの業界を取り上げ、業界ごとの課題や先進事例を詳述します。

目次

●巻頭対談
小野真紀子氏 サントリー食品インターナショナル 代表取締役社長
磯貝友紀氏 PwC Japanグループ サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンス リード・パートナー

●Part1 ネイチャーポジティブの全体像
ネイチャーポジティブは北極のシロクマを守る話ではない
規制の波は、すぐそばまで押し寄せている

●Part2 企業におけるネイチャーポジティブ実現に向けた取り組み
生物多様性は企業にリスクと機会をもたらす
ネイチャーポジティブ実現に向けた3つの柱
[補論]評価・開示、目標設定のグローバルスタンダード

●Part3 リスク対応と機会創出の業界事例
総論 ネイチャーポジティブへの対応策
○食品・飲料【CASE】味の素
○消費財・小売り【CASE】ユニリーバ、イオン
○建築・不動産【CASE】積水ハウス
○テクノロジー【CASE】KDDI
○化学【CASE】住友化学
○金融【CASE】アセットマネジメントOne
○エネルギー【CASE】九州電力
○医薬ライフサイエンス

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ms.Halloween

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ネイチャーポジティブに関連したビジネスチャンスを検討するために、読了。ネイチャーポジティブのポイントとしては、①地域性の考慮と②ダブルマテリアリティ。TNFDでは、指標については自ら設定せよという運用であるため、その点がTNFD対応を求められる企業にとって、苦戦が強いられると予想。生物多様性クレジットの活用の可能性については論点に上がっているものの、①地域性の考慮の点と②自社の指標との対応という点で、カーボンクレジットのようにシンプルな運用にならない可能性が高いと思料2024/05/02

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