幻冬舎新書<br> 子どもへの性加害 性的グルーミングとは何か

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幻冬舎新書
子どもへの性加害 性的グルーミングとは何か

  • 著者名:斉藤章佳【著】
  • 価格 ¥1,024(本体¥931)
  • 幻冬舎(2023/11発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344987135

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内容説明

子どもへの性加害は、心身に深い傷を残す卑劣な行為だ。なかでも問題なのが、顔見知りやSNS上にいる〝普通の大人″が子どもと信頼関係を築き、支配的な立場を利用して性的な接触をする性的グルーミング(性的懐柔)である。「かわいいね」「君は特別だ」などと言葉巧みに近づく性的グルーミングでは、子ども本人が性暴力だと思わず、周囲も気づきにくいため、被害はより深刻になる。加害者は何を考え、どんな手口で迫るのか。子どもの異変やSOSをいかに察知するか。性犯罪者治療の専門家が、子どもを守るために大人や社会がなすべきことを提言する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@ヴィタリにゃん

75
読み友様からのご紹介本です📚図書館の本でなかったら何度も本を床に叩きつけた事でしょう。男の子への被害は男子トイレに入っても不審者だと思われにくい事らしい。終始気持ち悪い加害者の言い分😡😡😡僅か3歳の女児に性的暴行をした加害者「3歳だったら記憶に残らないので、これってwin-winな関係ですよねw」この時点でキレました。その子にとってのwinの部分って何?何もないでしょう?LGBTに加えて小児愛も加えろという加害者。しかし著者はLGBTは性的指向であり、小児愛は単に性的嗜好。全く別物だとぶった切る。2024/08/23

たまきら

36
斉藤さんの他の本もわかりやすいですが、ジャニーズ問題、性加害の犯罪者の視点、被害者への配慮や再発を防ぐための加害者側の援助…と広範囲でこの問題を取り上げており、「最初の一冊」にふさわしい内容です。「怪しい人についていってはいけない」ではなく、「二人きりにならない。少しでも変だと思ったらすぐ逃げる」を教える必要性を再確認しました。ジャニーズ問題の恐ろしさをグルーミングなどに関連付けて報道しないメディアへの怒りは私も感じているものです。…被害者が加害者になることも多いのですから…。多くの人に読んでほしいです。2024/07/27

かおりんご

31
推しが読んでいたので、手にした、、、とても考えさせられる内容だった。いいかは別だけど、アメリカでは小児性犯罪を犯した人たちは、どこに住んでいるのかオープンにされる。子どもたちを守るために、、、認知の歪みを直すのは、なかなか大変そうだけど、気になる仕事だった。2024/03/30

Kーazuki

29
子供と関わる仕事をしているので、読んでいて苦しい気持ちにもなる。性加害者の話は、侵した罪を反省し、そういう犯罪を無くそうとしているところは良いと思うが、自分自身がストレスでそういった行為に及ぶ危険があるということで、仕事をせず生活保護を受けて生きているというのはちょっと違うかなと思った。犯罪心理や知識としてためになった。2024/06/04

みこ

29
昨年大きな社会問題にもなった子供への性加害について。サブタイトルにある性的グルーミングや性加害の実態は一部で加害者の治療や被害者の支援、最後は加害者自身が対談に登場など多岐にわたる内容。加害者の治療とは言っても加害者救済の目的ではなく、新たな被害者を産み出さないためだったり、病気が言い訳に使われることもあるが、彼らは人目につくところでは決して犯罪を犯さないので、全く自分で自分をコントロールできていないわけではないと強く断罪したり、著者からは徹底的に被害者に寄り添う姿勢が垣間見える。2024/01/03

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