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内容説明
貧農生まれのペットショップ勤務、雀荘経営をしつつ株式投資に打ち込み、66歳にして初めてパソコンを買ってネット取引開始。毎朝2時起きで相場に挑む87歳の現役デイトレーダー。テクニカル分析に経験と勘を織り交ぜ、巨額資金を運用する機関投資家とも対峙する個人投資家の投資手法と生活の全貌を初公開。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よしたけ
51
メンタリティの勉強になる。何より著者は株が好きで転職と言い切っているのが清々しい。テレビのコメンテーターやアナリストも若造扱いして、自分のスキルに自信を持っていて素晴らしいが、相場は読めないとあっさり認める度量の良さも持ち合わせている。一日中画面を見つめるデイトレーダーは想像以上に過酷だろうが、毎日の紙記録や運動も欠かさない。全てが短期目線ではなく、長期買い持ちの銘柄も併せ持つ柔軟さもさすがだと感じた。有名な格言ではあるが、相場は「半値八掛け二割引き(元値の3割程度までは下落するかも)」は肝に銘じたい。2024/05/13
キジネコ
33
誰が言うたか「好きこそものの上手なれ」シゲルさんの名誉の為に言うておきますがお金も嫌いじゃなかろうけど、それより株の投資がお好き。大病を経験して死線をさまよった経験を御持ちの藤本さん、高齢者として死ぬまで現役を目指して株を楽しんでおられます。重い荷物を運ぶような仕事はできんけど頭さえクリアであれば日々の工夫運用を楽しむことはできる、と仰る。長く楽しむために健康に気配りし、失敗を恐れずくよくよせずにと戒めつつ今生を面白く。依存せず自立を保つ事も目的の一つではありますが何よりも楽しむことを大切にと。 2025/01/05
Roko
32
シゲルさんのお話は、とても具体的です。資料を毎日調べ、世界情勢も考え、日々の取引を淡々と続けることが大事だとおっしゃいます。株ですから、時には暴落することもありますが、そういうことが起きても困らないように、投資を分散しておくとか、気配を敏感に感じるようにしておくことが大事だそうです。体調管理や気分転換のためにしている散歩の途中でも、こういう店が増えて来たなとか、変わった商品が出て来たなということを観察することも忘れないシゲルさん。いくつになっても、こういう気持ちでいることの大事さを教えていただきました。2024/10/23
七草
32
87歳の現役デイトレーダー藤本茂さん。投資歴が68年で、資産18億円。それだけ資産を築き上げ、引退して悠々自適な生活をしないのかと思ったら、死ぬまで引退はしないとのこと。理由は「トレードが好き」だから。年齢は関係なくいつまでも好奇心を持ち続けることの素晴らしさ。さぞ豪華な暮らしをされているのかと思いきや、意外にも地味で質素な暮らしをされていたのは驚きだった。株は運ではなく勉強がものをいうのだそう。自分も努力しようと思った。とてもいい刺激をもらった。「人の行く裏に道あり花の山」2024/06/15
ロクシェ
31
評価【○】投資歴68年で18億円を築いた藤本茂さん。「何十年もコツコツ株を買い集めて財を成した人なのかな?」と思って本を開いてみたらまさかのデイトレーダー。しかも信用取引がメイン…。サーカスの綱渡りでおじいちゃんが登場して驚いていたら、そのまま一輪車で渡りきってしまうところを目撃したような読書体験でした。「デイトレード」×「信用取引」というハイリスク・ハイリターンな手法なので、おそらく新NISAで投資に興味を持った層には刺さらないと思う。けれども自分がシニアになったときの目標にしたいと思える生き方でした。2024/06/15
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