内容説明
「過疎対策のバイブル」と評された『田園回帰1%戦略』の図解編第1弾。家計調査をベースに、食料品や燃料などの地域内消費・生産を増やし、お金のだだ漏れを防ぐことで、移住者の仕事を生み出す戦略を明快に示す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
26
本屋の新刊棚で見つけて、図書館に入ったら借りようと思っていた1冊。新しい指標概念として、LM3という地域内乗数3 を見出し得る。これは、当初売上or投資(R1)+従業員給与域内調達(域内使用R2)+同(域内調達先でR3)/R1 により求められるという(12頁)。産業連関表との相違も比較されている。96頁にある、内発的発展の概念整理も秀逸で、何かおかしい、と住民が自覚し、行動していくことが何より、地域発展の鍵であるとわかる。そして、最後の将来像が、未来の年表のように、地域レベルで推測されているのがありがたい2018/07/16
れ
2
図表が充実しているので循環型経済について何も知識がなくても著者の考える循環型経済が理解しやすい。2018/06/04
読書実践家
1
長期スパンでの地域循環経済の可能性を提示する貴重な一冊。2021/07/31
木村あきら
1
①消費、流通、生産の3段階でみてみる。すると域外100円と域内150円のパンでは結果地域創出額は域内パンの方が「お特」 ②連結決算の重要性。地域内で価値を共有しているのだから縦割りだけでは判断できない。例えば介護費用をどのくらい浮かしているか測定可能 ③やはり交通の話。マイカーからアワーバスアワータクシーへ 循環型経済を作るためには、循環による(プロセスにおいても)価値を把握することが大切。行政は連結決算の準備を。 買う側、売る側、仕組み側(行政)の努力2019/11/24
えこまるに
0
分かりやすく読めました。ただ、市町村担当者にとってはやっぱり手を出すにはハードルが…。 アプリとか、e-learningとかを活用するといいのかなぁ…。2019/11/02