内容説明
160万部超の大ベストセラー『ケーキの切れない非行少年たち』シリーズ著者の最新作!
「『ケーキの切れない非行少年たち』よりも多い『境界知能』。彼らの“生きづらさ”に気づいてほしい!」
日本人の7人に1人という「境界知能」の実態をマンガでわかりやすく解説!
「境界知能」とは?
・日本人の7人に1人
・35人のクラスに約5人いる
・昔は知的障害と定義されていたIQ70~84の人
・平均的な子の7~8割くらいの発達年齢
【目次】
第1章 小学生のウエキくん
第2章 中学生のシライさん
第3章 大学生のイソベくん
第4章 社会人のコジマさん
第5章 4人のエピローグ
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TOSU
5
相手から見ると不可解な言動も、境界知能の方もどうしていいか分からず困っている、という内容。 本人に自覚症状があり問題意識があるかないかでだいぶ違うように感じた。 ただ相手側もすぐにこれは発達障害?と思うのもなんか違う気もして、境界知能って難しいなと改めて思った2024/12/21
わっふる
5
小学低学年が高学年にいるようなもの・小学生が中学校にいるようなもの等はイメージが湧くが、大学生・社会人になると分かりづらくなる。仕事内容の難しさはおいといて、職場環境を整え指示を明確にすることって、境界じゃない人にとっても有り難いと思う。「嫌なことは嫌」とはっきり言う訓練も、境界関係なく重要だと思った。つまり、だから、境界なんだね。と、なんとなく納得。2024/01/17
じゃがたろう
2
マンガなので、サラッと読める。ただ、実際に接する際には「こういう人もいるよね〜」とサラッと済ませずに、寄り添いながら、個人や全体の利益に資する関わり方を模索していきたい。障害に分類されるわけではないが、一定の困りごとがある、一定数の人たちにどのような社会構造を構築できるかはあらゆる部分で課題になるだろう。丁寧すぎてもお節介になってしまうし、さじ加減が難しいところ。2024/06/11
鳩羽
1
境界知能の定義と、年齢によってどんな困難があるか、それが周囲からどう見られるかを、エピソードことに漫画で分かりやすく書いた本。周囲から見ると、こんな人は今も昔もいると思ってしまうが、それが本人には困難なのだという切り替えの視点が持てて良かった。大学生でも中学生のような精神年齢なのか、思考能力?知的能力?なのかよく整理できなかったのだが、それなら大学進学自体が難しいのでは、と思ってしまった。就職もいろんな試験が科されると思うので、それも可能だと思っていいのか、ちょっと悩ましい点が残る。2024/11/02
木麻黄
1
要点のみをざっと掴みたかったので手に取りましたが,小学生,中学生,大学生,社会人とそれぞれの年代に合わせて問題化しやすい状況を説明していて,とても分かりやすかったです。知的障害のちょっと上の知能の方が,この本で描かれている人物像だと思います。境界知能の人が,大学に入学したり普通のサラリーマンになったりできるのかという点については,少し疑問符はつくのですが,こういった属性で人を判断してしまうから,正確な把握ができなくなってしまうのかもしれません。デジタル化の進展も,境界知能領域の拡大に拍車をかけているかも。2024/10/05
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