内容説明
あなたは知っていましたか? 源氏物語の〇〇がやばいことを……! 「物語の舞台は当時、幽霊屋敷とされていた事故物件」「日本初の生き霊物語だった!?」「尻切れトンボと言われるラストの謎」など…… 紫式部が革命を起こした異端の書『源氏物語』、その知られざる魅力をユーモラスに紹介!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゃれら
18
全訳をものにし、周辺書も色々出されている筆者が大河ドラマスタートにあたって改めてご自分の見解をダイジェストした本。正典を読んでいる時に21世紀に生きる自分が感じた疑問(「この人たちクズ?」「この親の言いっぷりあんまりじゃないの?」)に対して「その通り!」と答えてくれた感じだった。言葉遣いが2024年の今に合わせてあるのが読みやすさになっている。当時の出版(?)事情や紫式部が仕掛けたマーケティングの話なども面白い。浮舟の話の結末に共感した自分はそんなに間違ってなかったことが確認できた、かな?2024/05/07
宇宙猫
15
★★ テーマを決めて、それに合わせて誇張して解説してるようで、こじ付けてるなって感じ。分かり易いけどね。2024/12/25
りんりん
10
光源氏はマザコンでどんなに素晴らしい女性を娶っても満足しないやばい奴だと思っていたので、この本を読んでみようと思った。源氏物語のやばさをいろいろな観点から述べていた。あるわ、あるわ…。でも、このやばさが、多くの人々の心をとらえるのだろうな。2024/12/21
ニョンブーチョッパー
8
★★★★☆ 「やばい」という言葉で表現されているのだけれど、『源氏物語』がいかに特異なものなのかがよく分かる。内容が面白いというだけでなく、特異な作品だという点も、長く読みつがれてきた理由の一つかもしれない。「()」の中に書かれているのが、原文か訳文か統一されていないのが少し読みにくかった。2024/05/10
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
7
今年の大河ドラマ、観ていると同居人からやたらと質問される。もう面倒くさいので、何か参考文献を与えようと本屋で見つけた信頼の大塚本、しかもポプラ新書版だ。これならっと思ったが、とりあえず渡す前に。うん、そだね~な内容だったけど、これで質問攻めが止むかは?2024/06/13