内容説明
心臓に病を抱え生きることを諦めていた高校2年生の舞は、入院が長引き暗い毎日を送っていた。そんな時、病院で同じ病気を持つ同い年の男子、慎に出会う。辛い時には必ず、真っ直ぐで優しい言葉で励ましてくれる慎に惹かれ、同時に明るさを取り戻していく舞。しかし、慎の病状が悪化し命の期限がすぐそこまで迫っていることを知る。「舞に出会えて幸せだった――」慎の本当の気持ちを知り、舞は命がけのある行動に出る。未来を信じるふたりに、感動の涙が止まらない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
色素薄い系
6
面白かったです。流れは特に意外性はないんだけどこういうタイプが好きなので。あと奇病じゃなかったのが新鮮でした。自分の事は気にしないで楽しんできていいのにとか思いながらもいざ楽しそうにしているのを見るとモヤっとしたりと人間は常に矛盾した生き物で面倒だなぁと思いましたよ。お互いの好意を伝えなかったのはやっぱり相手の負担にならない為だったんだろうなぁと思うけど折り紙の中に託した言葉の返事を折り紙で返すシーンは良かった。来世邂逅出来るといいね。2024/03/06
栗山いなり
3
心臓に病を抱える少女が同じく心臓に病を抱える少年と恋に落ちる恋愛小説。読み終わってから振り返ってみるとぶっちゃけベタベタな難病物+恋愛小説だったけどそれもそれでたまに読むにはいいかもな2023/12/23