内容説明
明晰な頭脳と該博な知識で時代を分析する「脳科学者」と、テレビ界、芸能界を40年生きのび、いまや日米のメディアの表も裏も知る「謎のガイジン」。現代日本を覆う「コンプライアンス」や「忖度」が生み出した「タブー」をテーマに、二人がジャニーズ問題から統一教会問題までをも語り尽くすと――見えてくるこの国の問題点、目指すべき未来とは。「ニッポン」の周縁と中心を自在に往還する二人ならではの「異能対談」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
63
テレビで人気の二人のコメンテーターの対談本。冒頭デーブさんが、この対談のテーマは日本のコンプライアンス・忖度・タブーです、と記すも、対象は限定されず、ほぼフリートークの様相を帯びてくる。第一章「メディアとタブー」は、二人の主戦場のテレビに関するエピソードや裏話など、興味を惹かれるままに読み進む。以下、第二章の「炎上とリベンジの遺伝子」では、主として、日本の政治・経済・社会の事柄が、第三章「カルトの罠」では、現代日本の宗教を巡る様相についての二人の「見解」が示される。「ニッポンの分岐点」と題された第四章では2024/02/15
Carlyuke
42
新聞広告。本日購入後ずっと読み続け先ほど読了しました。印象に残った部分をランダムに。 観光について日本は自らおもてなしと言ったり意識しては良くない。無意識でいる方が飽きられない。日本の良さを自分で気付かずにいた方が良い。 カルトとは, 家族を崩壊させる方向に向かわせたり, 金儲け中心に活動するような宗教。二人の対談なのでそのまま読んだが宗教を一切否定しているように感じられて自分には残念。 今日本の分岐点で外国人がどれだけの割合になると日本が崩れるか, ティッピングポイント。 日本の曖昧なところ。忖度。2023/12/26
日の丸タック
36
改めてデーブ・スペクターのポテンシャルを目の当たりにした。知識の豊富さと観察眼、そして言語表現の的確さと素速さ!そしてなによりニッポンを愛している。 欧米から見たら日本人の不思議を遠慮なく正面からぶった斬るが、そこには必ず愛がある。 古き良きニッポンを外から見ているから余計に正しく理解している部分は大きい。 スティーブ・ジョブズ…アイホンが人間の本質を壊した部分もやや納得。多様性の時代、自分が好きなものだけ選んで成り立ち、他者と共有する必要のない環境。その全てが少子化に向かう!昔の夢が現代を壊したか?2024/03/13
読書は人生を明るく照らす灯り
22
📕読んだ理由📕面白い組み合わせが気になった 📘読んだ感想📘噛み合いそうで噛み合わない。お互いの知識と経験から学びも多い。 📗読んだ後の行動📗テレビが多くのエリートが作ってるコンテンツという事を改めて認識する 2024/05/22
大先生
16
コンプライアンス、忖度、タブーをテーマとした対談です。具体的にはジャニーズ問題やカルト問題など。爆笑とはいきませんが、デーブ氏がちょいちょい笑わせてくれます。オスマン・サンコンがお焼香の仕方がよくわからなくて、七味と思って全部食べたってネタは面白い(笑)中野さんはいつもながら教養を感じさせますね。カルペ・ディエム「今食えるものは今食え」とか、「馬鹿」の語源とか。それほど勉強になるわけではありませんが、読んでいて楽しい本でした。2025/03/25
-
- 電子書籍
- 恋は雨音とともに【分冊】 6巻 ハーレ…
-
- 電子書籍
- 深沢家の妖美な女たち【タテヨミ】 46…
-
- 電子書籍
- 陶都物語 三 ~赤き炎の中に~ HJノ…
-
- 電子書籍
- コインランドリーのヘン【完全版】 アフ…
-
- 電子書籍
- おひとりさま女子のポチッとお取り寄せ …