その怪文書を読みましたか

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その怪文書を読みましたか

  • 著者名:/株式会社闇
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 太田出版(2023/11発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784778319007
  • NDC分類:049

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内容説明

チケット即入手困難、渋谷を騒然とさせた伝説の展覧会、禁断の書籍化

展示された怪文書100点以上を大収録!
誰が、どこで、なぜ、この“怪文書”を書いたのか──

掲載されている「怪文書」は、全てフィクションである。
なぜこれほどしつこく忠告するかといえば、端的に危険だからだ。
──ダ・ヴィンチ・恐山

※この書物は普通ではありません

■怪文書(かいぶんしょ)
“ 意味不明な主張をしている文章のこと。
内容は誹謗中傷や被害妄想、非現実的なものが多い。
ほとんどが根拠不明で誤った情報を元にしている。”
──本当にそうなのでしょうか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あたびー

40
ホラー作家の梨氏が蒐集した実物の怪文書。そうしたものを扱ったホラー小説はあるけれども、ここに並んでいるのは実際に誰かが掲示した実物だと言うので、どんどん悪意のある異空間に落ちていくような気持ち悪さがある。怪文書に共通して言えることは、日本語文法が破綻しているものが多いということ。また手書きのものに関してはその大部分が恐ろしく悪筆である。勧誘目的のセクト的なものもあるが、精神を病んでやむにやまれぬ状態で書いたかのようなものもある。そして妖精さん。彼らの心を捉える妖精さんには…逢いたくないものだ。2024/12/20

くさてる

21
※個人的感覚です※梨さんの著書はこれまで面白く読んできたし「怪文書」というテーマの展覧会を書籍化したもの、として途中までは読めたのだけど、だんだんと……無理な気分になってしまった。というのは、ここで挙げられている怪文書のほとんどはいわゆる精神の病に囚われた人が書く文書を模しているせいだ。並べられている字の感じや雰囲気などが巧みであればあるほど、病気を弄っている、という風に感じてしまった。ここで並べられているような妄想に実際に苦しめられている当事者の方々はたくさんいる。それを思うと私は楽しめませんでした。2024/07/30

みや

21
実際に考察型展覧会で展示された100枚以上の怪文書を収録。一見すると不可解な文章を考察して真意を見出すという趣旨らしい。私には高難度な本だった。楽しみきれた達成感が全く無い。詩や短歌も苦手だから短文で味わうことが不得手なのかも。試みとしては面白かった。ネット掲示板、手書きメモ、広告、張り紙など形態は様々。電波系から日常系まで、胡散臭いものから気味悪いものまで多岐に渡る。被害妄想による怯えと逆ギレが多め。色々な人の狂気が詰まっていたが、残念ながら考察できないと怖さは得られない。私は妖精さんじゃないよ。2024/05/29

進☆彡19@雰囲気重視

14
この本を閉じたとき、周囲の文書がすべて怪文書に見えてくる。世界が変わる。気をつけろ。2024/01/18

イカまりこ

9
怪文書の展覧会があったのかな?それを本にしたってこと?ページは少ないけど読みごたえはある。手書きの文章はかなり癖があるのにパッと目に飛び込んでくる。なのに意味は全然頭に入らない。これは病気の人の文章だよ…と思いつつも大量に読んでいくと共通点が見えてきて、もしかしたら本当に見えてる人にはこういう感覚になるのでは?と不安になってきた。梨さんの17と18がいい塩梅にゾクッとさせて、品田遊のコラムが納得と深みを与えてくる。本を持ってることが恐ろしくなった。QRコードまで楽しんだ。音声は耳から遠ざけて聞いたw2024/06/22

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