鉄道ダイヤのつくりかた (改訂2版)

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鉄道ダイヤのつくりかた (改訂2版)

  • 著者名:富井規雄【著】
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • オーム社(2023/11発売)
  • 梅花ほころぶ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~2/9)
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  • ISBN:9784274229725

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内容説明

※この電子書籍は紙版書籍のページデザインで制作した固定レイアウトです。

鉄道ダイヤ作成、運用の現場の最新事情がこの本でつかめる!
 ダイヤがどのようにつくられて日々計画・運用されているのか、ダイヤが乱れたときに鉄道事業者はどのように対応しているのかといった、これまで知りたくてもなかなか知ることができなかった列車ダイヤづくりとその運用の現場の実情を具体的に、より克明に取り上げて好評を博した書籍の改訂版です。
 今回の改訂では、メインとなる各鉄道会社の事例はすべて刷新。鉄道事業者の列車運行に関する業務、方針のこの間の変遷や、コロナ禍以降の事業展開など、より現在の鉄道事情に合わせてアップデートしてまとめました。

1章 列車ダイヤとは
2章 列車ダイヤの作り方
3章 ダイヤづくりのむつかしさ―すべては利用者のために
4章 ダイヤづくりの手順
5章 ダイヤづくりの実際
6章 AIはダイヤをつくれるか?
7章 新型コロナウィルスへの対応

目次

1章 列車ダイヤとは
 1.1 ダイヤ図を語る
 1.2 ヨーロッパのダイヤ図
 1.3 いろんなダイヤ図

2章 列車ダイヤの作り方
 2.1 線路と番線
 2.2 基準運転時分
 2.3 運転時隔
 2.4 停車時分の考え方
 2.5 ない袖は振れぬ―リソースの制約

3章 ダイヤづくりのむつかしさ―すべては利用者のために
 3.1 高頻度運転を実現するために
 3.2 乱れに強いダイヤ-列車ダイヤの頑健性
 3.3 絵に描いた餅ではない
 3.4 相互直通運転の苦労

4章 ダイヤづくりの手順
 4.1 ダイヤ改正
 4.2 ダイヤを作る
 4.3 コンピュータでダイヤを作る
 4.4 ダイヤができた後

5章 ダイヤづくりの実際
 5.1 JR東海―新幹線のぞみ12本化の実現
 5.2 東京メトロ―相互直通運転のダイヤ作成の工夫
 5.3 西武鉄道―朝ラッシュ時の千鳥停車ダイヤと西武球場輸送
 5.4 小田急電鉄―複々線ダイヤで開業とその後
 5.5 JR西日本―頑健性を考慮したおおさか東線ダイヤの設定
 5.6 JR北海道―快速エアポートの増発
 5.7 JR四国―地方交通線におけるパターンダイヤの導入
 5.8 江ノ島電鉄―12分パターンダイヤの維持
 5.9 オランダ国鉄―オランダ国鉄における駅の配線のシンプル化

6章 AIはダイヤをつくれるか?
 6.1 はじめに
 6.2 何を考えるべきか?
 6.3 AIは,どのように応用されるのだろうか?
 6.4 結局どうなろうのだろうか?

7章 新型コロナウィルスへの対応
 7.1 COVID-19の影響
 7.2 ダイヤ改正
 7.3 データの分析からみたCOVID-19の影響
 7.4 今後

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もりけい

2
全くの知識なく読み始めましたが、読めました。鉄道オタクでないとわかんないんでしょと思っていたからです。その秘密はダイヤ図そのものの説明もありますが、列車は線路の上を走る制約と追い越しには退避や複線にする工夫があって、配線の形式と列車の特性と利便性を上げるための増便、特急、相互直通などなどの特性を踏まえて時刻表にデザインすることを多くの事例を踏まえて紹介していたからでした。コラムも豊富で、大阪地下鉄御堂筋の駅はトンネルを活かして降車した人が大階段で中二階に通すことで混雑を避けるとか気付きを与えてくれました。2024/05/11

HALO360°

1
1~4章はダイヤグラムの基本から作成にかかわる要素を取り上げ、まさに「鉄道ダイヤのつくりかた」という内容である。しかし、この本で最も比重が大きいのは各鉄道会社のダイヤ改善の取り組みを紹介する5章である。この章で取り上げられる路線はどれも個性的でそれぞれに特殊な問題を抱えている。当然それらに対する改善策も異なってくるのだが、そこに鉄道会社の性格が反映されているようで興味深かった。業界のジンクスや独自の慣例を取り上げたコラムも面白い。2024/03/21

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