内容説明
商品誕生に秘められたドラマ、新入社員の由寿の奮闘が始まる!
吾輩は乳酸菌である。名前はブルガリア菌20388株。
学生時代に読んだネット投稿小説がきっかけでブルガリア菌が「推し」となった朋太子由寿(ほうだいし・ゆず)の日々を温かく見守っている。
「株式会社 明和」に就職した由寿は、配属となった大阪支店量販部で、阪神・淡路大震災のときに活躍した「おでん先輩」のエピソードを聞き感銘を受ける。
入社して一年後、広報部で由寿は社内報の制作を担当することになり、「明和ブルガリアヨーグルト五十周年」特集のために関係社員にインタビュー取材を行ってゆくのだが……。
協力=株式会社 明治
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
132
毎日ヨーグルトを食べている私にとって、このタイトルはツボです。とても楽しみにしていたのですが、勝手に想像していた内容とは違って、少し残念でした。このブルガリアヨーグルトが発売された頃、私の周りの大人たちには不評だったように記憶しているのですが、私は、この酸味にはまってしまったようです。もつと、開発の歴史やライバルメーカーとの話など仕事小説にしてほしかったかな。2024/04/25
Kanonlicht
122
株式会社明治が全面協力。大手菓子・乳業メーカーの女子新入社員の奔走を、彼女に取り付く乳酸菌を語り部にして描く。本書でも言及されているとおり、まさに『もやしもん』。オタク女子の生態などをからめた世界観は面白いんだけど、やや要素を盛り込み過ぎかな。ちょいちょい挿入されるブルガリア受難の歴史はともかく、地方と東京のギャップだったり、家族間の葛藤なども出てくるけど、総じて広く浅くという気がしないでもない。ただ、変にジメジメせず終始さわやかに読める点は評価。あ、それもまた明治とのタイアップだからかな。2023/12/12
みかん🍊
99
大学まで岩手の田舎から出た事のなかった由寿はヨーグルトの明和に就職したが勤務先は大阪で営業、そして東京本社に戻って配属されたのは広報と希望の部署ではなかった、逆校閲ガールで自分でも野暮ったい田舎娘と思っているがきらきらした東京のOLに混じって推しのヨーグルトの為に頑張るお仕事小説、由寿の活躍は面白く読めたが、ブルガリアヨーグルト50周年記念作品でブルガリアやヨーグルトを分かり易く説明する為とはいえ菌やファンタジー小説の挿入が返って頭に入って来ず飛ばし読みしてしまった、由寿の取材とかで良かったのでは。2024/01/17
TATA
90
明治ブルガリアヨーグルトの明治さん完全協力のお話。いやあ、そりゃもうヨーグルト愛が深くて深くて素人の私は何がなんだか。さらにブルガリア史まで学べます、となんてお得なお仕事小説。なんだけど、なぜか乳酸菌の擬人化とか、主人公のお兄さんが大のコスプレ好きとか、流暢な東北弁とかもう設定の妙が突き抜けすぎて笑うしかないかと。これを読まれた明治の社員さんはどんな感想を持つのだろうかとふと思いました、はい。2024/05/15
Karl Heintz Schneider
85
株式会社 明和に就職した由寿は広報部で社内報の制作を担当することになり「明和ブルガリアヨーグルト五十周年」特集のために関係社員にインタビュー取材を行ってゆくのだが……。この表紙絵とタイトルを見ただけで、あの有名なロングセラー商品が浮かぶ。でもちゃんと巻頭に断り書きがある。あの商品の50周年である某企業の取材協力のもと執筆した小説であると。う~ん潔い、安心して読める。宮木さんは「校閲ガール」以来二冊目。お堅いお仕事小説かと思いきやプロローグでは乳酸菌たちの会話で和まされ、もやしもんのオリゼー君を思い出した。2024/04/01
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