内容説明
晩年のR.シュタイナーが英国オックスフォード大学にて行なったきわめてすぐれた連続講演。人智学をまったく知らない聴衆に向けて、シュタイナー教育の成果を紹介しているため、特別講話をはさむなどの工夫をし、心をくだいて丁寧に語りかけている。そのため教育のみならず、人智学の基本を理解するための最上の文献である。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
目次
教育の霊的基盤
幼児・低学年児童の教育と教育者の基本的姿勢
超感覚的諸世界の探究
中学年児童の教育-教師は教育芸術家である
有機体としてのヴァルドルフ学校
身体教育と倫理性の教育
成熟期の教育と教師の生き方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ投資大学
1
本書では、子どもの教育について勉強面からのアプローチではなく、精神的・感覚的な側面から考察していく。2021/10/28
レートー・タト
0
晩年のシュタイナーがオックスフォード大学で行った、ヴァルドルフ教育に関する連続講演。本書は特にシュタイナー、或いは彼の人智学のことを知らなくても、シュタイナー本人がそうした人たちに向けて講演していて、特別講話を挟んだり、その教育方法やそれによる成果の具体例などを解りやすく丁寧に語っているので、特に前もって準備するなど身構える必要は何もないのではないかと思う。本書は全く古びれておらず、今日でも突き抜けた輝きを放っている。昨今の教育関連問題の惨状を見るにつけてもそう思う。教育関係者は熟考すべき必読の書だろう。2013/01/26