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内容説明
「児童精神科の病棟看護師」として、児童精神科に入院する子どもたちと誰よりも長く接している著者。
子どもとつねに一緒にいる立場だからこそわかる、子どもの心の傷つきやすさと、傷ついてしまったあとの影響の大きさ―。
「大人の不機嫌が子どもをいい子にさせる」「叱っても意味がないわけ」「子どもへの怒りの背景は過度な期待?」など、親なら心当たりのある内容にくわえ、自傷行為や自殺願望にどう対処するかといった重めのテーマまで対応。親(大人)自身の心の守り方も掲載。
「おすしさいこうかよ」が子どもと接するときのキーワードです!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レモン
39
時々読み返したい。「おすしさいこうかよ」=「おびやかさない、すぐ助言しない、叱責しない、最後まで話を聞く、意向を軽視しない、子どもが使う言葉を使う、疑わず一旦信じる、感情を否定しない、余計な一言を言わない」。余計な一言、よく言ってる。すぐに全部出来なくても、少しずつ意識していきたい。応援より肯定する、も納得。最近の悩みであるチャレンジ精神の薄さについては、与えすぎていたのだろうか。やってみてできないからやらないはまた違う気がする。とにかく子どもの話をよく聴くこと。子どものSOSに気づく方法、参考になる。2025/02/24
こぺたろう
7
子供の立場に立って発言や行動をする必要性を再認識。最近、傾聴にはかなり意識しています。他方、休んでもいいと促すこと=辞めてもいいと同義になるのを恐れているという自分の考え方に気付く。変わらないといけないんだろうな。うーむ。つい1月前まで、しっかり子育てと仕事を両立できていると思い込んでいたのだから、不思議なもの。2025/08/11
Asakura Arata
7
全部できなくても落胆しないでくださいがよいな。確かにかなり高いスキルを必要とするものも多い。自分も児童思春期病棟で仕事をしていたので、読んでいて懐かしいものも感じだ。2025/01/23
chietaro
7
旧Twitterでこの方を知りました。そうだよなぁと頷いたり、反省したり。悪い意味で昭和の考え方と向き合って疲れることが多いので、この本はオアシスです。医療も教育も子どもの成長についての着地点は一緒。もっと優しい世界で子どもも大人も生きることができるといいなぁと感じました。2024/02/23
だいご
5
不機嫌な人を見たら萎縮するけど、それは子どもも同じ。いや、むしろ子どもの方がその辺りに敏感だろうな。子どもと接する上でピリピリする必要なんてないんだから、陽気に、そして子ども扱いせず1人の人として接すること。それでも子どものよくわからない行動にイライラしてしまうことはあるから、何よりも自分を労うことが大切。そうすることで自然に子どもと正しく接することができるかな。2024/05/31