世界のラグジュアリーブランドはいま何をしているのか?

個数:1
紙書籍版価格
¥3,850
  • 電子書籍
  • Reader
  • 特価
  • ポイントキャンペーン

世界のラグジュアリーブランドはいま何をしているのか?

  • ISBN:9784492558300

ファイル: /

内容説明

コロナ危機は、それ以前からラグジュアリー業界に影響を与え始めていた数々のキートレンドを劇的に加速させた。消費と流通の新しい形、進むデジタル化、サステナビリティとサーキュラーエコノミーの重要性の高まり、ゲーム市場の参入、メタバースの勃興、NFTをはじめ、ラグジュアリー業界はこれらがもたらした課題にどのように取り組んでいるのだろうか。この業界がコロナ禍から復活できた理由とは何か。コロナ禍を経て、大手ラグジュアリーブランドのグローバルレベルでの優位性が決定づけられたのか、それとも、新しいプレーヤーの台頭によって新たな競争が生まれたのだろうか。本書は、入念なリサーチとラグジュアリー業界のキーパーソンによる数多くの証言とともに、人を魅了してやまないラグジュアリーの世界を探求する一冊である。世界経済の重要な一翼を担うこの業界が直面している課題と各社の戦略を理解するうえで不可欠な知見とともに、新たなニーズとルール、そして基準を生んだニューノーマル時代の到来を紐解く。

(紹介する主なブランド)ルイ・ヴィトン、エルメス、シャネル、ロレックス、オメガ、コム・デ・ギャルソン、ロレアル、エスティ・ローダー、アウディ、カルティエ、ブルガリ、バーバリー、バレンシアガ、J・M・ウエストン、ラルフローレン、コーチ、ティファニー、プラダ、バング&オルフセン、パテック フィリップ、トッズ、モエ・ヘネシー、ロンシャン、アコーホテルズ、ラコステ、ゼニア、ヴァン クリーフ&アーベル、クリスチャン・ルブタン、アルマーニ、ルルレモン、シュプリーム、ボッテガ・ヴェネタ、サンローランほか

目次

解説 日本のラグジュアリーブランドの成長ポテンシャル(鈴木智子)
第1部 新しいラグジュアリー帝国の夜明け
第1章 新しい消費パターンに立ち向かう
第2章 ニューノーマルの到来
第3章 マネジメントが抱える課題
第4章 持続可能な開発に取り組む
第5章 いま求められる社会的責任
第6章 新たな顧客体験と新たなカスタマーインティマシー
第7章 ウェルネスという新領域
第2部 プレッシャーにさらされるラグジュアリー業界
第8章 コロナ禍のラグジュアリー業界
第9章 世界のラグジュアリー市場をリードするフランス
第10章 世界の羨望を集めるイタリア
第11章 スイス--第3のラグジュアリー大国
第12章 その他のヨーロッパのプレーヤー
第13章 北米--アクセシブルラグジュアリーの王国
第14章 アジア太平洋地域--ラグジュアリー業界の生命線
第15章 次世代を担う若手ブランド
第16章 さまざまな成長ドライバー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

77
日本がラグジュアリーブランド好きであることはよく知られている。1989年から2004年にかけて日本が世界最大のラグジュアリー市場であり、1997年から2002年の世界の売上の約30%までを占めていた。その地位は現在中国が取って変わり今後42%まで上昇すると予測されている。ラグジュアリーブランドの1位は圧倒的にフランスが占めて約35.7%、次いでイタリアの13.6%、3位はスイスで日本は1%未満である。世界の老舗企業の約8割は日本に存在する。伝統と歴史に裏打ちされた新たなブランド戦略を是非打ち出して欲しい。2024/08/11

はるき

11
ラグジュアリーの定義の再定義。コロナ禍を経て加速した進化。手首が悲鳴をあげる分厚さでしたが、面白かった。物から経験へ。新興国への進出とリスク管理。各ブランドの生き残り戦略。ラグジュアリー企業の社会的責任。読みどころ満載。2025/01/19

miu

6
コロナの影響を受けたとてこの産業は廃れない。ますます勢いづくラグジュアリーブランド。OMOとサステナビリティ、そしてメタバースまで。時代の流れと共にアプローチを広げていく。読んでいると今後中国が鍵を握っているようにも思える。とにかくブランド品を持ちたい!ってタイプの人間ではないのだけど、ブランドがどう動いているのかには興味がある。2025/04/28

takao

2
ふむ2024/08/04

ゼロ投資大学

2
日本は世界第三位の経済大国で、安価で良質な製品を作る技術に定評がある。日本のラグジュアリーブランドの規模はそれほどでもないが、最も有望視される市場のひとつであることは間違いない。欧州の精緻で細部にこだわったラグジュアリー製品が、消費者に特別な体験を提供することで価値を高めている。2024/05/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21592112
  • ご注意事項

最近チェックした商品