内容説明
高校球児だった太田裕二は「将来プロ野球選手になる!」という夢を抱いていたが、あと一歩というところで甲子園の出場を逃し、その夢は儚くも散ってしまった。その後、太田は地方局のアナウンサーとなり、夢を諦めてから三十五年の歳月が流れ、五十三歳になっていた。そんなある日、番組で太田が発した一言がきっかけとなり、世の中が急激に動き出す。それと同時に、忘れかけていた「プロ野球選手になる!」という太田の夢が再び燃焼するが――。中年男の挑戦が今、始まる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しげき
28
そんな事はないだろうと思いながらも最後まで読み進める。夢があるって素晴らしい事だ。2023/05/03
miu
10
五十三歳の広島在住アナウンサーが、まさかまさかカープの選手になる!正真正銘のオールドルーキー。少年そして青年時代に野球をしていた人からすると、たまらない夢物語ではないかな。その“夢”って見るだけじゃなくて叶えるもの。なかなかな胸アツ小説。加えて実在の選手や監督の名前をちょっともじっててクスッと笑える。2022/10/11
なごみ*こはる
8
☆☆☆ 何とも、夢のある物語でした。どうせファンタジー貫くなら、カープの日本一も描いて欲しかったな(笑)この物語のアナウンサー時代のエピソードは横山さんの日常でしょうか。この部分はお仕事小説としてとても楽しめました。アナウンサーさんやカープの選手たちも名前は替えてあるけど、この人はあの人かなって当てはめながら読むのもまた楽しくて。それにしても横山さんの言葉選びは素敵ですね。心に留めたい言葉たちがたくさんありました。2023/03/17
ひまらやん
7
本当に良かった。😂 夢を持つのは若者だけの特権ではない。人はいくつになっても夢を持っていいんだ‼️ と勇気づけられた。 「もうこの年齢だから……」と勝手に限界を決めて、勝手に諦めているのは誰でもない「自分自身」。 自分の仕事に疲れていたり、普段の生活がつまらない、など、後ろ向きになっている時にお薦めです。 前向きな気持ちになりながら、物語の世界に涙します。👌2022/09/30
miki
6
広島の放送局でラジオパーソナリティをしている社員が思わぬめぐり合わせを経てプロ野球選手を目指すお仕事&青春&家族のストーリー。 高校野球にプロ野球と好物盛りだくさん。現役のプロ野球選手は名前がもじられているが、過去の記録的な描写は実在の人物名も出てきてくすりとする場面も。 現実は綺麗事ばかりではないことはわかっているが、小説の中くらいこんな話を楽しみたい。ワクワクして一気に読んだ。2023/11/12
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