ヒッタイト帝国 - 「鉄の王国」の実像

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ヒッタイト帝国 - 「鉄の王国」の実像

  • 著者名:津本英利
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • PHP研究所(2023/11発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569854571

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内容説明

エジプトと互角に戦った古代帝国ヒッタイトの実像に迫る! 人類の歴史を変えた鉄器を最初につくったと言われるヒッタイトだが、20世紀初頭の再発見までは長く謎の民族だった。しかし近年、粘土板の解析や遺跡の発掘も進み、その正体が徐々にわかってきた。本書では、ヒッタイト建国から帝国の滅亡、彼らの文化や暮らしぶりまでを紹介。最新の発掘調査の成果を踏まえつつ、謎の古代帝国の全貌に迫る意欲作。 ●ヒッタイト人はどこからやってきたのか? ●王位をめぐる混乱とミタンニ国 ●ヒッタイトからみたカデシュの戦い ●敵国の神も取り込んだ「千の神々」の世界 ●発見されていないヒッタイトの王墓 ●ヒッタイトは製鉄技術を秘匿していなかった ●動物はウシを重視、パンへの愛も ●聖書の中で記憶されたヒッタイト ●ヒッタイト帝国で製鉄は始まったのか? ●カデシュの戦い後、70年余りでなぜ滅んでしまったのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サアベドラ

44
紀元前2千年紀にアナトリア半島から興りオリエント世界に覇を唱えたヒッタイト王国の専門家によるコンパクトな概説。2023年刊。興亡史、宗教祭祀、軍事、生活など一通りの情報がまとめられている。印欧語族のイメージが強いヒッタイトだが、よく考えれば地政学的に多民族・多言語国家であったことは当然で、「千の神々の王国」という二つ名にもそれがよく表れている。なお、日本で一般的な「鉄の王国」のイメージは古い学説に基づく誤解であるという。レーベルの都合上、文献案内がないのが残念だが、分量・内容的に入門書として好適。2024/09/18

よっち

38
近年、粘土板の解析や遺跡の発掘も進み、その正体が徐々にわかってきた人類の歴史を変えた鉄器を最初に作ったと言われるヒッタイト。エジプトと互角に戦った古代帝国ヒッタイトの実像に迫る一冊。ヒッタイト人はどこからやってきたのか、ヒッタイト帝国の建国から混乱、帝国化からの絶頂と転落、滅亡の真相と生き延びた諸王国のその後。そしてヒッタイトの国家と社会がどのようなものであったのか、敵国の神々も取り込んだ多神教、秘匿していなかった製鉄技術、呪いや宣託を重視する戦争と外交、都市とインフラや暮らしの様子など面白く読めました。2023/12/05

ピオリーヌ

31
ヒッタイトといえば、「独占的な製鉄技術を用い、鉄製武器により周辺に覇を唱えた帝国」というイメージを抱いていたが、この本により見事にその印象は覆された。ヒッタイト帝国では、その末期に限られた量の鉄製品が流通していたのは間違いないが、独占状態ではなく、秘密にしていたとも考えられないという。ヒッタイト帝国はまぎれもなく「青銅器時代」の帝国であり、「鉄製武器を持ったヒッタイト兵が、カデシュの戦いで青銅製武器を持ったエジプト軍を圧倒し…」というのも空想の産物であった。2024/07/27

若黎

31
『天は赤い河のほとり』を読んでたころはヒッタイト関連の書籍はあまりなくて残念だったが、これが読めてよかったです。シュッピルリウマ1世、ムルシリ2世、キックリの馬の調教文書などなど。あー、一番気になる時代のことが書いてあるー、とそれだけでワクワクしてしまった。2023/12/18

ジュンジュン

21
とってもワクワクした。好きな時代を深堀するのも楽しいけど、知らない時代に触れられるのは「歴史」の大きな醍醐味の一つ。本書は最新研究成果を盛り込んで、遥か昔(なんと紀元前二千年紀)へと僕を誘う。ヒッタイトと言えば鉄、だが、そのイメージは意外にも日本だけらしい。それも当時の日本が製鉄業でイケイケだった反映とか。まさに「歴史とは現代を映す鏡」だ。著者は分からないことが多いと断っているが、僕的には充分驚異的な情報量だと思う。2024/01/15

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