デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか

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デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか

  • 著者名:針貝有佳
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • PHP研究所(2023/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569855974

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内容説明

幸福度調査でトップ3常連国である「北欧の幸せな国」デンマークは、2022年・2023年と2年連続で「国際競争力1位」に選ばれた。千葉県よりも人口の少ない北欧の国が、なぜ世界と肩を並べるビジネス国に成長できたのか。デンマーク在住の著者がビジネスパーソンを取材してわかったのが、その生産性の高さ。DXを活用し、圧倒的スピードでプロジェクトをこなす一方で、午後4時に退社して家族との時間を過ごす。高い生産性とワークライフバランスを実現させる要因は、「ムリしない、させない」時間の使い方と職場の人間関係にあった。デンマーク人は職場や家庭で生じる人間関係のイライラ・モヤモヤを自然なかたちで排除している。本書は、国際競争力が2年連続1位でありながら、仕事への満足度も幸福度も高いデンマーク人の働き方・コミュニケーション方法・仕事やキャリアに対する考え方を明らかにし、日本人も使える楽しい「働き方」を提案する。現地のビジネスパーソンへの取材から働き方78のポイントを抽出、巻末には「デンマーク人から学ぶ『働き方のコツ』」リスト収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

138
デンマークという国のモノの考え方というかスタイルを知る機会になりました。フリーランス的な働き方という印象でした。このようなスタイルと日本の分化が化学反応するとどのようなモノが生まれるのか見てみたいものです。化学反応ですので、もちろん副産物は出ますけど、まあそれでもどんなものか見てみたいものです。2024/04/18

アキ

93
2022,2023年と2年連続で国際競争力No1に輝いたのがデンマークである。2009年デンマークに移住し、デンマーク人夫と結婚してリアルに社会を見ている著者なので説得力があります。日本人的働き方が抜けない著者に、夫から言われた言葉「今までのようなライフスタイルは見直してほしい。ちゃんと睡眠をとって、休暇をとって、家族との時間も大切にしてほしい」あとがきで執筆後自身のライフスタイル改革もできてしまったと。努力、根性、我慢を美徳とする精神性はそれはそれで素晴らしいのですが、それでは生産性はあがらないと思う。2025/02/05

Kanonlicht

72
2022、23年と2年連続で国際競争力ナンバーワンに選ばれたデンマークでは、多くの人が午後4時には退社し、家族や自分のために時間を使う。日本でワークライフバランスというと、「仕事ばかりにならずにプライベートも充実しよう」となるけれど、デンマーク人は「いい仕事をするためにはプライベートが大切で、プライベートを充実させるために働く」と考える。ライフとワークが互いにポジティブに補いあうという考え方は素敵だと思った。ただ、この本にあるような働き方を日本でやろうとするなら、日本の社会そのものを変える必要がありそう。2024/03/19

サラ

46
仕事中毒を解消したくて手に取った。とても読みやすい!末端の私にできることは限られているけれど、『退社時間を守る(プライベートを死守する覚悟を持つ)』ことが最優先だと改めて感じた。覚悟という単語がしっくりくる。しかし日本社会全体でデンマークの働き方を取り入れるのは難しそうだな…。マクロマネジメント(ダブルチェックの廃止)は特に無理だろう。ヨーロッパは性善説、アジアは性悪説が地盤にあるのかな。転職経験が多い=向上心が高くて印象良しという発想は、人見知りにはかなりきつい。そこは日本人でよかった!2025/04/22

y.kakizoe

39
デンマーク人の「ワーク」の目的は「ライフ」を充実させることにある、がひびいた。ワークで成果を出すことがどうしてもライフの犠牲からなるイメージを持つ私。 だからずっと私はその犠牲をいかに最小限にするかを考えてきた。 家族や自分時間を“守りつつ”仕事で成果を出す方法をと。 両者に対立関係はない。トレードオフではない。 ネガティブな意味が一切なく『仕事は自分のアイデンティティ』と言えるデンマーク人が本当にすてきだと思った。 https://ykakizoeblog.com/blog/why-are-danes2024/07/02

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