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内容説明
新潟に生まれた少年。少年の目には大きな川は海からあふれているようだった。少年は鳥になり、川の流れの始まりを見た。甲武信ケ岳から生まれた川に沿って少年の鳥は旅をした……。信濃川の源流から河口の日本海までのその豊かな流れを、詩人・鶴見正夫の文章と、画家・黒井健のイラストで描く。取材から3年をかけて練った、日本一の大河の絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
35
鶴見正夫さん:文、黒井健さん:絵。お二人とも新潟県ご出身で、信濃川への思いが込められた絵本だ。文がリズムよく美しい。春の流れを「岩にはね、しぶきをまきちらし、音高く、木ぎのねむりをさましていく、この きよらかな、川のうぶごえ・・・。」「小さな川は、おどる、光る、走る」と、いきいきと描く。絵本の中の小さな旅は、日本一の大河「ぼくの信濃川」と結ぶ。2020/04/05
遠い日
7
文章の鶴見さん、絵の黒井さんのお二人の故郷に所縁のある信濃川の魅力を美しい絵と、懐の深いことばで描く。鳥の目になって、源流から流れ下る千曲川を辿り、雄大な信濃川へと姿をかえるようすを追っていく。川のある風景はなぜこんなに懐かしいような気持ちを誘うのだろう。黒潮の海を目にして大きくなったわたしには、日本海に落ちる夕陽も珍しく、ちょっとした旅の味わいを感じる作品だった。2013/11/30
円舞曲
6
日本一長い川の源流からのはるかな旅の風景が美しい~。:高齢者向けの読み聞かせにどうかと手に取った一冊。2012/05/17
ヒラP@ehon.gohon
1
日本海に流れ込み大河の信濃川。 海の壮大さとそこに流れ込む信濃川の壮大さ。 鳥になった自分が、最上流の千曲川から旅していきます。 鳥の目の俯瞰、幻想的な黒井さんの絵。 なんだか、自分の人生を回顧しているようにも思えます。 そしてたどり着いた河口。 すばらしい肯定です。 大人のための絵本。 多分ご高齢の方にお薦めです。 2013/07/05
オキャベツ
0
【きっかけ】分館。Tアラフォー向けに。【感想】きれいな絵。集落の戸数とか見ちゃう。バラバラね。/T「アルプスの支流あわせる順が変?」。どーかな?いつかわかるかな。2017/06/07
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