文春e-book<br> アジア発酵紀行

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文春e-book
アジア発酵紀行

  • 著者名:小倉ヒラク【著】
  • 価格 ¥1,700(本体¥1,546)
  • 文藝春秋(2023/11発売)
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  • ISBN:9784163917771

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内容説明

発酵はアナーキーだ!「茶馬古道」からインド最果ての地へ至る壮大な旅

アジアの巨大な地下水脈をたどる冒険行。「発酵界のインディ・ジョーンズ」を見ているようだ!
――高野秀行(ノンフィクション作家)                       
自由になれ――各地の微生物が、奔放な旅を通じて語りかけてくる。
――平松洋子(作家・エッセイスト)

・驚異の“高地サバイバル”発酵食〈チベットのバター茶〉 
・謎の漢方麹×プリミティブ蒸留でつくる〈リス族の白酒〉
・ヴィンテージほど価値が高い、微生物発酵のプーアル茶
・納豆コケカレーにどぶろくを合わせるネパールの発酵×スパイス文化
・インド最果ての地で、アジア最古の糀文化を守り続けてきた一族……etc.

前人未到の旅がいま幕をあける! 壮大なスケールでアジアの発酵文化の源流が浮き彫りになる渾身作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

121
直線距離では近いが心情的には最も遠いアジアの辺境地帯に、日本独自の発酵の素とされる糀の姉妹が存在するのでは。中国雲南省からネパール、インドの知られざる奥地まで辿る著者の好奇心に満ちた旅は、無数の少数民族が守り伝えてきた未知の発酵酒食を紹介していく。リス族はクモノスカビから甘酒を醸すと知り、味醂の源流とも言うべき酒を発見し、原始的な納豆はカエルの唐揚げにつけて食べる。第二次大戦の激戦地だったインパールは発酵の聖地であり、馴鮨に近い魚の発酵食が全ての味の基本だった。人の築き上げてきた食は、まだ謎に満ちている。2023/12/28

ようはん

20
麹や発酵文化を求めて中国の雲南地方やインド最東部のインパールを旅する。雲南地方といっても多彩な民族がありチベット文化の色濃い最北部とミャンマーなどの東南アジア文化が強い最南部とでかなり違うが、お茶という要素で古くから繋がっていたのは面白い。都会と地方の格差、カースト制や民族紛争等の負の側面は垣間見えるがその地に生きる人々のエネルギッシュさが感じられる。2024/11/26

宇宙猫

17
★★★ 3章くらいまでは景色の描写や発酵の細かい説明が多く、発酵と言ってもお酒ばかりだしで退屈で挫折しそうだった。その後は、お茶、染色、食品などの話になり、人とのエピソードも増えて面白くなった。少数民族の文化など魅力的な素材なのに、文章力で損をしている感じ。学者さんだからな。2024/03/15

imagine

10
昨今の発酵ブームを巻き起こした著者の新作。アジア編ということで高野秀行の納豆本を思い出したが、匹敵する力作(高野氏の名前も巻末にクレジットされている)。壮大な旅程を踏破してゆくメンタルとフィジカルを併せ持ち、現地の食文化だけでなく、政治や宗教まで丹念に情報収集している著者のタフネスさに驚く。文体は軽妙で伝わりやすいが、その奥に、発酵に関することは自分が成し遂げる、という強い意志が滲んでいる。滞在先の発酵食品で、土地の人と繋がる感覚は読んでいてハッピーな気分にさせられる。世界紀行編も気長に待ちたい。2023/12/25

Eddie

6
実は発酵食品は苦手なのですが、それでもこの東南アジアから南アジアの食文化への興味は尽きることがありません。 カラー画像もっと欲しかったですね。2024/02/26

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