内容説明
サンタクロースってどんな人だったの? 聖バレンタインは? キリスト教の聖人は、意外にも2000人以上存在します。そのなかから、有名な聖人を取り上げ、その物語をご紹介。聖人伝を通して、日本とは異なる文化を楽しんでいただけることでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Francis
10
清涼院流水さんの「どろどろ」シリーズ第三弾。今までの中では一番面白かった。私は受洗後20年になりますが、意外と聖人の生涯には詳しくなかったので著名な聖人の生涯を簡潔に知る事が出来て有難かった。アビラの聖テレサ、リジューの聖テレサ、ドン・ボスコ様などの近現代の聖人たちはこのような生涯を送られたのか。初期の聖人の記述で処刑が多い事に眉をひそめている方が多いですが、これは後世になって美化されているからでしょう。中国の皇帝たちがやたら美化されたり貶めたりされてるのとそれはど変わらないと思います。人間は弱いのです。2024/04/09
チサエ
7
どろどろシリーズ第3弾。プロテスタントの私も有名なジャンヌ・ダルクやマザー・テレサは大好きだし、小さき花のテレジアも好きです。ルルドやファティマあたりの話しも何かで見聞きして昔から知ってました。にしても聖人 多いなあ。それぞれ素晴らしい方々だけど、若干 多すぎませんか。いやでも今巻もかなりおもしろかったです。続刊に期待。2023/11/13
あじむ
4
キリスト教の聖人をテーマにした1冊。どういった人物がどのようにして聖人と認定されるのかなどがわかりやすく解説してくれています。 語られる聖人達のエピソードには信じられないものも多いですが、クリスチャンでもすべてを鵜呑みにしていないと知って、そんなもんなんだなと思いました。 海外の人名でよく見かける名前はこの人が由来だったのか、といったことも興味深かったです。 著者があとがきで語っていたように、知っている人物が聖人認定されたときに聖人というものを感じ取れるのだろうなと思いました。2024/04/30
オールド・ボリシェビク
3
ミステリ作家による「キリスト教どろどろ」シリーズの第3弾。布教などで殉死した聖人たちを紹介する。キリスト教2千年の歴史の流れの中、いろいろな聖人たちがいるもので、軽い読み物として楽しめました。ジャンヌ・ダルクも列聖されたのですね。サンタクロース(聖ニクラウス)はクリスマスとは関係ありません。アリウス派キリスト教と激しく対立した人物だそうです。2023/11/17
クドウヒロオ
1
序盤〜中盤は処刑!処刑!で、どうなっとんのやこの世界…って絶望しかけた。聖人とされる存在も、意外と人間臭かった?と思わせるものもあったけど、「超越」してしまってるものがあったな。聞いたことある名前が出ると嬉しいね。2024/01/06




