内容説明
私は枯れて朽ちていく花ではなく、美しいまま散る花でいたい。
父と出会うことのなかった幼少期、スカウトからの芸能界デビュー、
プロレスとの出会い、プロレスラーとしての愛と誇り、そして、これからの未来。
今まで詳細に語られることのなかったその真意が初めて綴られる。
本書における撮り下ろしカットや赤井沙希自身が印象に残った名試合のカットを掲載！
本書のみでしか振り返ることのできない「プロレスラー赤井沙希ヒストリー」を収録！
【本文より】
「枯れて朽ちていく花ではなく、美しいまま散る花でいたい」
これこそが赤井沙希のプロレス道の最終地点です。
ファンの皆さんの思い出の中に赤井沙希が美しく存在し続けられることが自分にとって一番の理想です。
寂しさや悲しさがないと言えばウソになりますが、
これも私にとってのファンの皆さんに対する一つの愛の形です。
本当に私は未熟で、すごく弱いです。
でも、プロレス界に入って、ビックリしました。ファンの皆さんは、
リングに立っている私たちと同じように闘ってくれて、
一緒に喜んでくれて、泣いてくれて、一緒に悔しがってくれました。
それが東京であろうと、地方であろうと、世界であろうと変わりません。
【目次】
CHAPTER01 幼少期 大切な家族と父とのこと
CHAPTER02 モデル、芸能界デビュー
CHAPTER03 「プロレスラー赤井沙希」の誕生
CHAPTER04 DDTプロレスリング所属 赤井沙希です
CHAPTER05 引退 そして、これからの未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書は人生を明るく照らす灯り
21
プロレスが好きで、赤井沙希選手を知ったのは、引退が決まってからなのですが、女性レスラーが輝ける世界を作った選手だと感じました。セコンドの話や、欠場選手が出た時の配慮。山下選手と似てる！は納得です。母親のメンチの切り方がイマイチ！というアドバイスが笑えました。リングでは辛くても痛くても、下を向かずに相手を睨みつけろ！格言ですね2024/02/21
道楽モン
13
DDT唯一の女子プロレスラーが現役引退を機に自伝を出版。当然、発売日に購入。著名な父親ではあるが、親の離婚により父娘の接点は少ない。そんな境遇ながら、彼女はモデルからプロレスラーに転身し、確固たる地位を築くことに成功した。キャリアを積む中で、プロとしてのスタンスを確立していく様子は、リアルタイムで観てきたものだ。スターダムでのタイトル戦(VS.世IV虎)後楽園ホール。完全なるアウエー空間で孤高の存在として戦い、敗れた姿は目に焼き付いている(唯一、セコンドについた木村響子が素晴らしい)。全く本の感想でない。2023/12/18
ＥＮＤ
4
父親・赤井英和との関係性やプロレスデビューへの決意。 実際には１年半しか観れてこなかったが、たくさんの愛情と信念を持った選手でした。 もっと早く出会えていればよかったと思う。2023/11/17
sheep book
1
記録に残しておくべき内容です。感情のぐちゃぐちゃ感が人生を表しています。DDTに出会ってプロレスができたことへの感謝にあふれています。2025/06/02
