フランスの高校生が学んでいる哲学の教科書

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フランスの高校生が学んでいる哲学の教科書

  • 著者名:シャルル・ペパン【著】/永田千奈【訳】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 草思社(2023/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794226808

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内容説明

日常生活に役立つ、哲学的思考法を鍛えよう。
フランスの人気哲学者が、
西欧哲学の真髄を明快に解説したベストセラー教科書。

ソクラテス、プラトン、アリストテレス、ホッブズ、デカルト、スピノザ、
ルソー、カント、ヘーゲル、ニーチェ、フロイト、サルトルなど、60人に及ぶ哲学者に言及しながら、
「主体」「文化」「理性と現実」「政治」「道徳」といったテーマを解き明かす。
各哲学者の引用も多数紹介。26項目もの「キーワード解説」も充実。

『フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者』に続くシリーズ第二弾。
坂本尚志氏(『バカロレアの哲学』)による解説「フランスの高校生はどのように哲学を学んでいるのか?」を収録。

欧米のエリートにとって、哲学は不可欠な教養だ。
フランスの高校では哲学が必修、バカロレア(大学入学資格試験)では文系理系を問わず哲学の筆記試験が課される。
教養としての哲学を、フランスの教科書を読んで身に着けよう!

【目次】
はじめに

1 主体 「私」は私ひとりだけのものか、それとも他者との関係で定義されるものなのか
2 文化 文化とは自然なことか、それとも自然に反することか
3 理性と現実 理性は現実を捉えることができるのか、それとも現実は理性では捉えきれないものなのか
4 政治 政治は現実的であるべきか、理想を目指すべきか
5 道徳 道徳は現実に存在するのか、ただの幻想なのか

キーワード解説
絶対と相対/抽象と具象/現実態と可能態/分析と総括/原因と目的/偶発性、必然性、可能性/知ると信じる/本質的(エッセンシャル)と非本質的(アクシデンタル)/説明と理解/法的な権利と現実/形(形相)と素材(質料)/属、種、個人/理想と現実/同一、平等、差異/直観的と論証的/合法性と正当性/直接(媒介なし)と間接(媒介あり)/客観と主観/義務と強制/起源と根拠/論破と納得/類似と類比/原理と結果/理論と実践/超越的と内在的/普遍、全般、個人、個別

バカロレア試験対策 実践編

おわりに
訳者あとがき
解説「フランスの高校生はどのように哲学を学んでいるのか?」坂本尚志
哲学者索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

54
どちらの問題形式も、自分の意見や感想を自由に書くとまったく評価されない。その意味で、フランスの高校生が哲学するとは、こうした「型」を身に付ける訓練をすることでもある。ただし、彼らにとっても哲学は難解で、合格点に達する答案を書けるのは受験者の三割に満たない。当然だが、フランスの高校生が哲学を学ぶからといって、皆が哲学を得意としているわけではない/フランスの高校生にとっては、哲学もまた詰め込みの対象である。/受験科目である以上そうなっちゃうんだな。やっぱり…。2023/11/25

りん

2
高校生へ向けた、というターゲティングもあり哲学初心者にもとっつきやすい内容。とくに質疑応答形式のパートは自分が高校生のときに読みたかった、と思えるほど深く鋭い考察と私見が述べられている。後半のキーワードについても、わかりやすい対比で並べられており知識の整理がしやすかった。2024/01/20

ブルーツ・リー

2
これでは日本はいつまで経っても国際水準の学力には達さないな、と思った。 フランスでは何と、高校生が必須科目として哲学を学び、バカロレアにて哲学の答案まで出すのだと言う。 翻って日本はどうか。 哲学なんて高校生どころか、いい大人でもかじってもいない人が殆どなのではないか。 哲学というのは何も哲学者の名前や思想を丸暗記するような学問ではなく、自分の頭で物事を考えられるようになるための行為であって、民主主義国では国民主権なのだから、自分の頭で考えられなければ、いつまでも本当の民主主義はあり得ない。しっかりせい!2023/12/09

soccer atsushi

1
フランスの高校生は大変だが、その哲学教育は素晴らしい🎵2024/03/10

mochizo

1
ちょっと難しだったね。というより漠然としていました。もう少し哲学の勉強したいと思います。2024/03/08

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