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内容説明
ことばを知らない生きものがいた.喜びも悲しみもぜんぶ感じていたけれど,それをなんというのか知らなかった.苦しくてつらいとき,ことばを知っている生きものと出会った.気もちを表すことばを,はじめて知った――.だれかとわかりあえるって,なんてすてきなんだろう! 高名な詩人と人気絵本作家が贈る出会いの絵本.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
目次
ことばとふたり
作者紹介
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
50
絵本。ことばを知らない生き物と、ことばを知っている生き物が仲良くなる話。言葉って多少は必要だけれど、通じ合うために必ずしも必要ではない、言葉がありふれていてざわつく世の中だからこそ、言葉を使わずに一緒にいることだって立派な幸福だと思います。2024/06/09
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
34
最初から言葉がなければなくても生きていけるのかもだけど、やっぱりある方がより豊かにはなれそう。でもなくてもあってもお互いを分かり合えるのが大事。「ハグ」ってまさにそれかも。2024/04/04
ヒラP@ehon.gohon
24
自分の感情をどう表現したらいいのか、言葉を知らない人の苦悩を痛感させられました。 発達障害、知覚障害の人と接しているので、空想の世界ではないことが解ります。 発語がない人の表現はジェスチャーだったり、言葉にならない音声だったりします。 どのように分かり合うか、悩んだりしますが、理解し合うための出発は信頼関係と、繰り返しの努力です。 ハグからはじまる二人の関係は理想的だと思いました。 音声がいつか言葉の形になることを、願いたいですね。2023/02/15
anne@灯れ松明の火
17
子ども会のおはなし会で読んでもらった。ことばを知らない生きものが、ことばを知っている生きものと出会った。その時、どうなる? ことばにこだわりすぎない方がいいのかな。ことばがなくても、わかりあえるのも素晴らしいし、気持ちを表すことばを知っているのも素晴らしい。2024/06/09
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
5年生あさのおはなし会。メンバーが担当してくれました。言葉を持たない者と持つ者。同じものは持たなくても通じ合うことができる。その存在がどんな者なのか(外国人?障碍者?赤ちゃん?宇宙人?)、広い意味でどんな者にも通じていく。 【第70回産経児童出版文化賞 翻訳作品賞】 【知らない世界をのぞくー音・色・形・数や言葉から広がる】2024/06/14