煌夜祭

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煌夜祭

  • 著者名:多崎礼【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 中央公論新社(2023/11発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784120057090

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内容説明

魔物の姫に会ったあの時、人生のすべてをかけて、彼らを救うと心に決めた――
ここは生物も住めぬ死の海に浮かぶ十八諸島。〈語り部〉たちが島々を巡り集めた物語を語り継ぐため、年に一度、冬至の晩に煌夜祭が開かれる。今年もまた人を喰らう恐ろしくも美しい魔物と人との誓いの物語の幕が上がる。
『レーエンデ国物語』で話題沸騰の著者の原点となるデビュー作に、外伝「遍歴(ピルグリム)」「夜半を過ぎて 煌夜祭前夜」を加えた決定版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

197
多崎 礼、四作目です。「レーエンデ国物語」が、面白くなってきたので、著者のデビュー作の新装決定版を読みました。まだ新人に近いのかと思っていたら、もうデビューして17年の中堅作家でした。本書の設定は好いと思いますが、まだ読者を魅了するようなファンタジー力はありませんでした。 https://www.chuko.co.jp/special/raytasaki/koyasai/ 2024/01/28

b☆h

45
去年から読みたかった一冊。たまたま書店にあるのを見つけて。語り部の話にあっという間に引き込まれて、気付けば涙が…。途中から呼び名と本名が入り混じり混乱しながらも、一気に読み終えた。今年は苦手なファンタジーも、いくつかの良作に巡り合えて嬉しい。愛する人を想う気持ちと、本能の狭間で苦しむ姿が切なくも美しいと感じた。読み終えてからも、しばらく表紙を見ながら余韻に浸った。2023/12/11

よっち

44
生物も住めぬ死の海に浮かぶ十八諸島。〈語り部〉たちが島々を巡り集めた物語を語り継ぐため、年に一度冬至の晩に煌夜祭が開かれる物語。人食いの魔物と出会い夜通し語る少年、隣島の野心から故郷を守るために知恵で戦う少女、魔物になった少年が考える自らの存在意義、王位継承戦争を争った王子と従者。運命に翻弄されながらもそれに必死で向き合う登場人物たちと、語り部たちによって語り継がれてゆく物語があって、それをひとつひとつ積み重ねてゆくことで構成される世界観がとても素敵でしたね。今回単行本で収録されていた短編も良かったです。2023/12/06

九月猫

38
魔物を愛し、魔物に愛された人たちの、長い長い物語。そして終わることのない物語。永遠に語りつがれていく叶わなかった夢と、その夢を希望の種として受け取った人たちによって実を結ぶ物語。 新たに加わった『夜半を過ぎて』が、単なるイントロダクションだと思っていたニセカワセミのお話に連なり……終わることのない物語、すべてのことには意味がある、の言葉にさらに深みが増す。(続→)2024/01/03

読書は人生を明るく照らす灯り

20
📕読んだ理由📕レーエンデ国物語で、多崎先生のファンになったから 📘読んだ感想📘多崎先生のデビュー作品に、加筆追加をした単語本であることを、最後に知りました。色んな登場人物が出てきすぎて、どうなってんの?と混乱してしまいました。ファンタジー系は自分でメモしながは読むと楽しめるかもです。レーエンデ国物語を先に読むと、物足りなく感じてしまうかもしれませんが、ファンタジーの世界を楽しめるオススメ作品。レーエンデ国物語が2024年の本屋大賞受賞したら、さらに注目されそう 📗読んだ後の行動📗ファンタジーを好む 2024/02/05

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