雑草学のセンセイは「みちくさ研究家」

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雑草学のセンセイは「みちくさ研究家」

  • 著者名:稲垣栄洋【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 中央公論新社(2023/11発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784120057106

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内容説明

「乃木坂で有名なハルジオンだよ」と伝えると、関心を示す学生たち。
「大学の先生なのにアイドルとか知っているんですか」
「よく知らないけど、AKBみたいなものでしょ」
「ぜんぜん違いますよ!」
じゃあ、名前も見た目もよく似たハルジオンとヒメジョンは、見分けられるかい?
田んぼさえ見たことがないイマドキの若者を相手に悪戦苦闘する教授にも、オヒシバとメヒシバの違いさえわからなかった学生時代があった。
「お前は破門だ!」と言われながらも“雑草戦略”で生き抜いてきた過去の記憶と、「教えない先生」として学生の成長を見守る現在が交錯する。
ベストセラー作家でもある「みちくさ研究家」がつづる、雑草学研究室の青春譜。
人生で大切な“草”知識、雑草レベルの繁殖力でボーボー育ちます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

53
稲垣センセ、雑草学、みちくさ、の三題噺に期待しつつ手に取る。センセの大学入試にまつわる話から、本物の大学の教授になり、著書150冊の作家になるまで、人生行路の有為転変、喜怒哀楽に絡めて、雑草に因むお話を滑り込ませていくのはもはや名人芸。何でも中学入試の最頻出著者とかで、読みやすさは折り紙付き。これから人生航路の有為転変を迎える諸君にとっては、またとない海図となるだろう。大学受験で志望校に受からなかったセンセは、それがもっとも幸運だったという。そのことで雑草学とも出会い、友や恩師、そして妻にも出会えたから!2023/11/30

tomtom

17
相変わらず読みやすく面白い。みちくさも大事なものだなと思わさせてくれる。「雑草学の先生が箱推しだっていいじゃないか」に笑った。2024/01/15

まるちゃん

7
春のオオイヌノフグリは私も好きな花である。著者が大学入学当初のクラス名簿に「好きな異性のタイプは、ひだまりに咲くオオイヌノフグリのような女の子」と書いた、というエピソードに爆笑してしまった。最終の「温泉卓球とスミレの花」に登場する信濃くんと見たスミレの花。スミレは閉鎖花をつけること。踏まれた雑草は立ち上がらないこと。踏まれることを気にせず、花を咲かせること。雑草を深く知るセンセイだからこそ、深い内容を面白くさらりと語っている。2024/02/04

takao

3
ふむ2024/05/20

しゅんぺい(笑)

3
著者の本は文章が読みやすくて~みたいなコメントを見たことがあって印象的やってんけど、確かに読みやすかった。細かい切り口で語っていて、ほんまに雑草好きやねんなあと思った。雑草は立ち上がらなくても、花を咲かせることを目標にしているみたいな話がよかった。2024/02/11

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