内容説明
龍穴を探し当て、その上に墓、家、村、都市を営むと都市や村落は繁栄し、墓主の子孫、家の住人に幸運が訪れる――。東アジアに浸透する「風水」とは何か。原典を通して、その思想的基盤や原理的仕組みを解明する待望の案内書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さとうしん
10
今まで風水の解説書を読んでもよくわからなかったが、本書は、風水の基本的な発想は大地を人体に見立てることであるとか、儒学との結びつき、そして朱子が風水に理解があったことにより近世以降風水が広まることになった等々、要点を押さえてくれている(しかしそれでもまだ飲み込めない所が多々あるが……)前近代中国での広まりのほか、現代中国、朝鮮半島や沖縄の状況についても触れている。文庫版で追加された付篇も本編のよいまとめ、補足となっている。2023/12/14
uretihsia
2
東の方向に~~を置くみたいなHow to本ではなく、体系というかなんというか 興味ある分野なんだけど、理解が追い付かなかった2025/01/19
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