リレートーク 言葉の力人間の力

個数:1
紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍
  • ポイントキャンペーン

リレートーク 言葉の力人間の力

  • ISBN:9784333025541

ファイル: /

内容説明

本書は70代、80代を迎えてなお第一線で活躍するピアニスト・舘野泉氏、生命科学者・中村桂子氏、絵本作家・加古里子氏、児童文学者・松居直氏の語り手がリレー形式で人間力、言葉力、命(生きる)というテーマを引き継ぎながら手渡していく魅力ある対談集です。4人の著者が、熱き思いを語るリレー対談集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

7
鼎談というと3人だが、4人登場するが、2人での対談集。子どもは不思議の天才というのなら(80頁)、詰込み教育や管理教育は子どもの創造性、独創性の足かせともなり、不自由な学びでは身に付かないのである。もう少し、大学に入る前の学習が子供の個性生かしたものにならない限り、多様性のある人材を輩出できないのではないか。いのちを専攻される中村先生や出版文化(絵本、紙芝居)、ピアニストの先生との対談(12-13頁)。原発の後始末もまた、非常に危惧されるというのは共有できる。鼠で電源問題だが、小さいトラブルが大事故の素。2013/03/21

joyjoy

6
中村桂子著「子どもの目をおとなの目に重ねて」を先に読み、この本へつながる。数日前ちょうど朝日小学生新聞に館野泉さんが載っていたので、タイムリーな読書!と嬉しかった。対談形式で読みやすく、印象深い言葉もたくさん。例えば、人間の特徴は「言葉」と「手」という話。手ぬきがはやる時代だが、「手仕事をやっていると、五感が鋭くなり、感性が育ってくる」という松井直氏の言葉に共感。手を使うこと、手をかけること、手をかけても思い通りにならないことについて、自分でも考えてみたい。加古さんの絵本など、読みたい本もまた増えた。2021/09/22

けんとまん1007

4
以前から凄い!と思う人は何人もいるが、なんとそのうちの4人のリレートークとは、なんと素晴らしいと思った。とてもリラックスした雰囲気が、とてもよく伝わってくるので、読むこちらもリラックスして読めた。ではあるが、その内容はとても深いものがある。時期的なこともあり、どうしても震災のこと、そこから派生することに及ぶこともあるが、基本的なスタンスが素晴らしい。装丁にあるととおり、人間として・・という視点、そして、自分で動くということ。ここが、根本的に違うなあ~と思った。そう、次の世代に何を残すかが問われている。2013/09/01

okatake

2
4人の各分野で活躍している識者が、言葉・人間・芸術・自然を語る。東日本大震災の直前から始まったリレートーク。東日本大震災後の日本、日本人のことにも言及しながら進む。トークの場が、加古邸など自宅で行われており、リラックスした雰囲気の元、語られている様子が良かった。2013/02/16

sutekibito

2
科学・音楽・出版・絵画と異なった分野の方たちの対談。リレートークというのも面白かったし、多くの示唆を受けた。読みごたえあり。2012/12/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5305081
  • ご注意事項