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内容説明
「パンク」の語源は? 誰が「パンク・ロック」と名付けたのか? なぜ髪を逆立てるのか? なぜトゲトゲの付いた革ジャンを着るのか? パンク・ロックの本場はアメリカとイギリス、どちらなのか? パンクは左翼なのか? パンクは親ナチなのか?――混迷の時代にこそ役に立つ、パンクの発想や哲学を名盤105枚とともに解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
38
読み友さんの感想を読んで。アナキストを歌ったジョン・ライドンが、理解されないミスフィット達の怒りのはけ口であった場が、自分の十代を形作りました。そして今も自分のバックボーンです。教養と知性を持つ負け犬たちのうさんくさい文化革命としてのパンク。堪能しました。まじめなでたらめな永遠の反抗期をこじらせ続けていきたくなる一冊です。面白かった。2024/05/12
道楽モン
30
パンク・ロックは馬鹿じゃ出来ない。パンクとは思想であり決意表明でありアティチュードなのだ。安全ピンは頬ではなく心に挿すべきもの。狂った搾取社会に中指を立てるには、知性と教養と品性が必要であり、すなわちパンクにもそれらは欠かせない。単なる音楽通史ではなく、当時の閉塞した政治や経済を丁寧に説き、カウンターカルチャーとしてその誕生は必然であったことを論じているところが本書の価値である。YouTubeでロックの歴史を解説している御仁に決定的に欠落しているのはそこだ。知性と教養でパンクの本質がより深く理解できる。2024/04/01
わん子
23
急速に悪化閉塞する日本及び世界の状況を一人ひとりがどう捉えどう行動するか、パンクの成り立ちを通して視点/視座を与えるもの。政治思想や資本主義との関係において、パンク・スピリットとは?が主眼なので、バンドの羅列的カタログ的要素はこの本の本質ではない。そしてそんなカタログ本、もはやパンクですらないかもなー そういう意味での「教養」ということか。最初タイトル見て「スノッブ?」と思ったが、お前これ知らないの?これはさ〜みたいなマンスプ本でなくて◎。EVE OF DESTRUCTIONと併読。その違いもまた◎でした2024/01/22
taku
19
パンク・ロックは教養なくして読み解けない構造を有するとの観点で、どのように生まれたのか、ルーツや通史を時代背景と共に解説した書。UK,USAに日本、懐かしいバンドや曲名、アーティスト名が出てくるたび、また聴きたくなるから読書が進まねえ。血管にエネルギーをぶち込んでくれるような「本来のロック」という表現はいいな。パンクの精神は受け継がれ決して絶えない。まさにPunks Never Die. パンクを通ったことがあるなら読むといい。興味があるならまず聴け、そして読め。2024/04/15
みや
9
パンク・ムーブメントの勃興から現在までを体系的に俯瞰できる一冊。初期衝動の発現を取り戻すべく突然変異的に現れ、ロックの本質をついたが故に一定程度定着したものとの浅薄な認識であったが、しっかりロック史に地続きで、そのワンシーンに過ぎないのが理解できる。世相や文化の違いによる英米日各国でのパンクの位置付けや進化の仕方の相違が興味深い。中でも日本の歌謡曲についての考察は腑に落ちる。しかし「怒り」の不存在を批判するに「地下アイドル」を悪例に出すくだり(P391)には、双方を愛する身として首肯しかねる。2026/01/28




