ひとりだと感じたときあなたは探していた言葉に出会う

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ひとりだと感じたときあなたは探していた言葉に出会う

  • 著者名:若松英輔【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 亜紀書房(2023/11発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784750518039

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内容説明

〈 迷い、悩み、疲れているあなたへ 〉

NHK「100分de名著」の人気指南役が贈る、目まぐるしい日々を生きるあなたに寄り添う言葉。

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〈 自分を支える言葉は、実は自分自身の中にすでにある 〉

生きていくうえで、何が大切なのか。どこを目指して進めば良いのか。
迷いのなかから再び立ち上がり、前を向いて歩き始めるために、「自分だけの一語」を探す心の旅の導きとなる一冊。

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年齢を重ねると自然に生活の幕は開く。勉強の期間を終え、仕事に従事するようになれば、生活との格闘はいやでも始まる。

だが、人生の扉が開く時期は人それぞれだ。早ければ早いほどよい、というのではない。ただ、どこかでその扉にはふれなくてはならない。
人は、自分の人生を生きない毎日を送り続けることはできないからである。

生活は水平的な方向のなかで広がりを求めて営まれるのに対して、人生は一点を掘り下げるようにして深まっていく。
生活のなかで人は、多くの言葉を知る。そうすることで会話も読書も執筆もできるようになる。

だが人生の一語は、そうした場所では出会わない。それはいつも切実な経験とともにある。
その言葉とは、広がりのなかではなく、深みにおいて遭遇する。

〈「人生の一語」より〉

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【目次】
■人生の一語
■自分を愛する
■人生の羅針盤
■かなしみの国
■願いと祈り
■ひとりの時間
■メモと「書く」
■沈黙を感じる
■言葉と食べ物
■生きがいとは何か
■見えない涙
■似て非なるもの
■眼のちから
■五つの眼
■黄金の言葉
■心の水
■時を取り戻す
■拙いものと切なるもの
■最期の言葉
■人生の土壌
■尊い姿
■よろこびの花
■いのちのコトバ
■いのちの使い方(一)
■いのちの使い方(二)
■見えない手
■言葉のひびき──あとがきに代えて 
■探していた言葉に出会うためのブックリスト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

107
図書館の返却期限が来てしまい、さらさらっと読んだけど、さらさらっと読んだだけじゃ頭に入ってこないし、何と言っても勿体ない。今度は噛みしめて咀嚼して、じっくりその言葉の一つ一つと向き合ってみたい。印象に残った文「成長は上に向かって芽を伸ばすことだが、成熟は、大地に深く根を下ろすこと」「心の渇きを癒せるのは言葉である」「そんなに情報集めてどうするの そんなに急いで何をするの 頭はからっぽのまま すぐに古びるがらくたは 我が山門に入るを許さず 」「逝く者はみな、勇者である」2023/11/08

けんとまん1007

62
日々、過ごす中で、思うこと。それは、言葉の大切さ。その思いは、深く・広くなるばかり。ますます言葉が蔑ろにされる風潮が強くなる中だからこそ、立ち止まって、時間をとって考えたいこと。一つの言葉に至る時間・思索・感性を大切にしたいと思っている。それを保つことで、考えること、受け取ること、発することも変わると思う。その先にあるのが、本当の優しさ・知性・強さではないだろうか。2024/03/30

ネギっ子gen

60
【自分を支える言葉は、実は自分自身の中にすでにある】羅針盤となる「自分だけの一語」を探すための全25篇を収録。巻末に「探していた言葉に出会うためのブックリスト」。<言葉のちからはあらゆる場所に及ぶ。神に祈るとき私たちは言葉を用いる。友を慰めるときも、誰かに恋情を告白するときも言葉が、おもいの翼になる。戦争さえも是認するのもまた、言葉だ。/言葉は真似できる。しかし、響きを真似することはできない。祈りの言葉を口にするのは容易である。だが、言葉を真実の祈りと化すのに人は生涯を賭さねばならないのかもしれない>。⇒2023/12/29

Kp

16
 詩を書くことを教えてくれた本。自分を癒やし励ます言葉は、自分で作り出すことができる。その方法の一つが詩。詩を書くことは、言葉にならない思いをなんとか言葉にしようとする作業である。詩を書くときは、「語れることを文字にするのではなく、言えないことを感じながら言葉をつむぐこと」が大切だ。誰かに見せるためではなく、自分自身を救うための詩。確かに詩を書いてみると、心にかかったモヤが晴れるような感じがする。詩を書いて、書いた詩を読み返すことで、人生の困難に立ち向かっていける気がしてくる。2024/01/19

コンチャン

15
言葉の裏側に潜んでいる意味について考察されたような一冊でした。付箋を貼りたくなるような場面がたくさんあり、何度も読み返したい作品でした。2024/01/03

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