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内容説明
累計70万部突破の人気シリーズ第11巻は、「食(しょく)」をテーマにした90話を収録。味わい深いファンタジーから胃もたれしそうなホラーまで、超短編のフルコースを召し上がれ。あなたはこの物語の意味、わかりますか――? ●ほっぺたが落ちるほど美味しいとステーキ。シェフは落ちた頬肉を拾い上げると、ステーキにしてまた別の客に提供した。 ●おじさんは曇った空に向かってくるくると箸を回し、真っ白な綿あめを作ってくれた。あとには青い空が広がっていた。 ●「お飲みになったアップルティー、さっき頂いたリンゴで作りましたの」白雪姫は笑みを浮かべながら、お婆さんに告げた。 ●「待って、食べる前に写真撮らせてっ!」慌ててスマホを取り出した彼女の最期の一枚は熊とのツーショットであった。 物語の解説&他の物語は、ぜひ本書でお楽しみください!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白雪ちょこ
17
今回は、「食」がテーマとなっている短編集 。 フルコースのように、前菜から始まり、最後はデザートで締めくくられているところも、ユーモアを感じた。 全体的に通して、前回に比べてそこまで怖いものはなく、ブラックジョークやダジャレっぽいものばっかりだったので、子供でも楽しめる。2025/04/14
きたさん
15
タイトルには書かれていないが表紙からわかる通り、今作は食がテーマ。テーマのおかげかブラック風味なものも多く、今作も楽しんで読めました。2023/12/14
biba
11
相変わらず、54字でここまで表現しているのがすごいです。子供にいくつか紹介しながら読みました。初めの方はちょっとほのぼのモードのものもありましたが、進むにつれて「もうホラーじゃん!」といいながら楽しく読みました。2024/05/27
唯月
9
面白かった。今回は『食べ物』に関するテーマ。『前菜』『スープ』『魚料理』『肉料理』『甘味』に章を分けるという発想も面白かった。物語が54字に収まっていて、オチもついているのが相変わらず凄い。一話一話が短く、解説も読みやすいため隙間時間に適している。第四十話の『海産物』は、こんなにも短編なのに、少々考えさせられる話だった。それから第十九話の『光合成』が一番面白いなぁ、と思った。2024/07/25
かやは
7
54字でオチまでつける物語。詳しい解説も載ってるのでわからないってことはなく親切。・・・の使い方がキモだな。タイトルにはゾクゾクすると書いてあるけど、普通に面白かったりほっこりするのも多々ある。2025/07/04